実験の魅力

高鬼

昨日、レギュラーから特番仕様になった「トリビアの泉」を見ました。それで思ったことをちょっと・・・。

先日、このブログの「実験の魔力」で、実験実施時の条件平滑化について書いたんですが、トリビアの実験関係って、くだらないネタの割には比較的条件平滑化を図っている風な作りになっていて、あれが面白いんですよね。まあ、うそ臭いと言えばうそ臭いですけど。(笑)

厳密には、ロケーションや別の条件などで大きく結果が変わることもあると思われるんですけど、そこは実験のネタがしょうもないだけに全く許される訳で、どちらかと言うとそんな中で真面目に条件平滑を目指していることが好感が持てる訳で・・・。

ちなみにトリビアでは、有効データサンプル数について、統計学の専門家などに「何千サンプル取れば、ほぼ統計学的に問題ないだろう。」といったコメントを取っていたのが印象的でした。

ただ、驚くべきことにこの番組に対して、「視聴者に偏見を持たせ、騙すような番組作り(実験・検証)をするな。」といった抗議があるらしいんですが、

「あんた、バラエティーにそんな真剣に文句言うてどないするねん?」

って感じな訳で、こういう人はバラエティーじゃなくて情報番組だと、逆に信じ込んでころっと騙され、昨今では「冷蔵庫に大量に入っている納豆をなんとかしろ!!」とテレビ局に電話をしているのではないかと思ったりしてしまう訳です。

で、今になってよく考えると、医学的な検証が必要であろうと思われる健康関連実験の検体がたかだか数人って、それでいいのか?って感じなんですが、医学的なデータについては統計学に鑑みなくてもいいんでしょうか・・・?んな訳ないですよねえ。

ちなみに、あの問題になってなくなってしまった、ないない大・・・いや「あるある大事典」と、この「トリビアの泉」、同じ制作会社が作ってるんですね。

まあ、その下請け制作会社が違うでしょうから、作っている人達は全然違ったりすると思うんですが、仕事って会社のせいではなく、それに携わっている人達の仕事の結果だなあとほんと思う訳です。でも、結果はその会社のものに当然なる訳ですけど。

でも、なんだかんだで実験って、おもしろいですよね。いいデータは役に立つし、悪いデータでは騙されるし・・・。また、自分で検証するのも大変楽しいものです。

こういうのが「実験の魅力」なのではないかと思う訳です。

自分もガキのころから実験好きでした。今でもパラグライダーで飛んでるのは、ある意味フライトの度になんだかんだ実験してるんじゃないかと思います。

ただ、最近パラの検証はほとんどしてないですけど・・・。(苦笑)
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Posted by高鬼

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