鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

オッサン「オゾン ゼノ」に乗る

前から乗ってみたいと思っていた、オゾンのゼノに乗る機会がありました。




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まず最初に書いておきたいのは、今回の僕の試乗は、インプレッション記事として、全く役に立たないということです。

なぜなら、この日、推奨飛行重量85-100kgのMSサイズ(他メーカーSサイズ相当)に乗ったのですが、軽量ポッドハーネスを借り(レスキュー込みで5.5kg程)、音だけバリオ・半ヘルなど、最小限の装備で飛んでしまったがゆえに、なんと、後で計ってみて驚愕したのですが、77kg程という、下限割りの愚の骨頂重量でフライトしたからです。

本来であれば推奨飛行重量75-90kgのSサイズ(他メーカーXSサイズ相当)に乗るべきでした。まあ、それに乗っても下限近くな訳ですが・・・。オゾンゼノのスペックなどはこちらをクリックしてどうぞ

という事で、事前にちゃんと飛行重量を計らずに乗るという、アホ丸出しな試乗だったのです。

ただ、条件の方は、幸いにも穏やかな超アーベント条件だったので、なんら大きな問題は発生せず、事なきを得ました。

まず、立ち上げですが、1m前後のほぼ正面風で、確認のため一度上げてみました。さすがは最近の軽量生地を使ったグライダー、沢山のプラスチックロッドが入っているにも関わらず、風を入れていっても重くはなく、インテークに少しエアーを入れていくだけで、いい感じで上がってきます。あとは無駄にライザーを引くことなく、キャノピーの下に向かってライザーテンションを緩める感じで迎えに行ってやれば、穏やかにシュートすることもなく上がってきます。

二度目も同じ。という事で飛んでみることにしました。

アーベントでしたので、出た瞬間から、まっすぐ飛んでいても徐々に上がっていく感じです。その中でも、リフトの強いところでは、ぐぐっと明らかに上がりが良くなる沈下率の少なさ。(まあ、アホみたいに軽量で乗っているせいが多分にあるのですが・・・。)とりあえず、前方で回しているグライダーに合流して旋回してみます。

軽量生地グライダー系特有の軽いブレークテンションと、アスペクトが高いのに取り回しがしやすい旋回。快適です。穏やかな条件ということもありますが、2ライナーでありながら翼は非常にガシッとした感じで安定しており、また、翼端がフガフガすることもなく、どっしりしていて安心感があります。チキチキと動きやすいバリバリのコンペ機はちょっとしんどいという方が乗り換えれば、素晴らしくアグレッシブにフライトできるんじゃないだろうかという感じです。

ピッチ安定もさすがは最新機。無駄にピッチアップしたりツッコんだりもないのでソアリングもしやすく、あっという間に雲底につけることができました。

で、ここで思ったことは、「こりゃあやはり、完全なコンペ機で、普通にエリア内を飛ぶには持て余すな・・・。」という事でした。

なんせ上がりはいいし、スピードもある。エリア内の数キロを行ったり来たりという感じだと、あっという間にこなせてしまいますので、広い空域をちゃんと飛べる人でないと明らかに持て余すと思います。

また、安定した条件下だったので今回の試乗では特にややこしいことは発生しませんでしたが、何か起きそうな条件下において、その何かを起こさない為の操作ができない人や、何かを起こしてしまった場合に対処できない人が、ややこしいことになった時には、やはりきっちり戻すことはできんだろうなあという感じはひしひしとしました。

という事で、コンペに頻繁に出ていて、上位に食い込みたいと強く願うといったような、コンペ機に乗る必要性がある方で、お休みの日には常に飛んで、ゼノの性能を十分に引き出すことができ、また、ややこしい事態に十分に対処できる修行をする時間があるという方でなければ、全く必要のない代物であると断言しておきます。

なお、そういったことをクリアできる方や、ちゃんと乗れる技術を持った方にとっては、かなりのアドバンテージを取れる武器になると思います。ただ、コンペ機にちゃんと乗れるのであれば、やはり最終的には、エンツォやブーメランなどのコンペ機の方が、性能が高く、よりアドバンテージがあるのは間違いありません。しかし、この「ちゃんと乗れる。」というのが曲者で、乗れてなければ宝の持ち腐れになるのもまたありがちですので、その辺のバランスを上手に取ることも重要だと思います。

そんな訳で、この日はリージョナル大会が行われており、丁度バリバリのアーベントコンディションでタスクを回っている選手もいましたので、ちょっと一緒にグライドなどしてみることにしました。

トリムでのスピードはやはり速いです。下限以下の異常に軽い状態で乗っているにも関わらずです。(まあ、この時はまだ、下限位で乗っていると思っていた訳ですが・・・。)グライドにおいての沈下率も少なく、かなりのアドバンテージがあります。

ただもちろん、タスクを回っている選手がいるので踏まないと追いつけない人がいます。とりあえず、50%ほど踏んでみたのですが、それでも追いつかない人がいました。バーズ最速女子、Mさんです。「あれ、ごっつ踏んでるんかなあ・・・。」と思いつつ、更に踏んでみたのですが、80%-100%で、ゴーッという音と共に更に加速はするのですが、沈下が明らかに増え、両翼端がバリっと折れるという事態が発生しました。

どうやら、あまりにも軽過ぎで乗っていたがゆえに、ラインテンションが両翼にしっかり乗らずに潰れてしまい、また、綺麗にスピードも乗らないので、スピードが出るよりも沈下が増えるほうが目立つという、完全に間の抜けた状態になっていたようです。

ちなみに後で聞いたところ、Mさんはノーアクセル、フルグライドで飛んでいたそうです。Mさんが直線を飛ばすのと見切りなどが上手いのもパイロンまでのスピードに関係していると思われますが、コンペにおいては、やはり翼面荷重というものも非常に重要だということを、改めて強く感じました。ただ、下限以下でありながらも、60%以上踏めば、目視で分かるレベルで、Mさんに追いつくことは可能でした。このあたりはやはりコンペ機、底力あります。

ちなみに、同じく一緒に飛んでいた下限ちょい上で乗っていたAさんも同じように思っていたようです。「速い!踏まんと追いつかん!」・・・と。降りた後二人で、飛行重量の重要性について語ったことは言うまでもありません。

なお、個人的には個人的にコンペ機に乗る=グライドスピードを出来る限り上げたい、というコンセプトがありますので、やはり、装備重量真ん中から、上限ちょいしたくらいで乗らなければ、何のためのコンペ機かという気がします。

自分が乗ったゼノのMSであれば、93kgから97kg位の間で乗りたいという感じでしょうか・・・。なお、最近のコンペ機は重量レンジの違いで大きな差は出ないという話しもありますが、やはり「スピードの乗り。」という点で、ある程度重いほうがいいのではないかと個人的には思う次第です。

まあ、日本においてのメチャクチャ渋い日や、長いグライドがないタスクなどでは、上記まで積む必要もないのかもしれません・・・。この辺りについては、実際に検証しながら、ベストの重量を調べていく必要もあるかと思います。

そんな訳で、明らかな性能の違いについては分かりましたので、持て余す性能をどうしようかと考えた上で、50%アクセルで、牛松山まで尾根上に戻っていくのではなく、沖からダイレクトに真っすぐ行ってみることにしました。やはりコンペ機、安定したグライドのままリフトはしっかり掴んでくれ、沈下率も低いので、楽勝で牛松山に到着しました。

更にそこで再び雲底近くまで上げ、保津峡手前辺りまでフガフガして、しばらく牛松周辺で滞空。爆裂アーベントとはいえ、時にしょぼくれる時もあるんですが、なんせ性能がよろしいので、焦って戻る必要がありません。これ、正にアドバンテージ。コンペでは心強い味方となる大切な要素です。

そんな事で、その後もプカプカ感を活かして色々とウロウロしながら、至福のアーベントフライトを満喫しました。

なお、降ろす際ですが、アーベントで普通に飛んでいると中々降りませんので、ちょっとハード気味なスパイラルなども描いてみました。特にハードすぎる挙動も、不安定さも、ある所からより顕著にハードになるなどもなく、また、いい加減な戻しからのサーチなども激しくなく、コントロールしやすいと思いました。

が、これも多分に、異常に下限以下で乗っている軽さからの挙動ともいえますので、参考になさらないようにして頂きたいと思います。

そして、ランディングですが、こちらももちろん、ファイナルを切ってからも全然下がっていきませんので、個人的にはかっこ悪くていやなんですが、オッサン降り(ブレークを大きく引いてバッサンバッサンさせながら降りるやつ)で、事なきを得ました。

という事で、コンペ機に乗るそもそもの事前準備が全くできておらず、その性能を全然知ることができないという、アホ丸出しプカプカフライトとなったのですが、幸いにも穏やかなコンディションだったので、フライト自体は大変に楽しめました。

ファルホークインターナショナル 前田さん、乗せて頂きましてありがとうございました。なお、ちゃんと乗らない形になってしまってすんません。今度機会がある時は、適正重量でビンビンに乗らせて頂きたいと思います。その時はまた、よろしくお願いします。

あと、下限以下であんだけ飛ぶんやからなあと思うと、超最新コンペ機のエンツォ3にも乗ってみたいなあ・・・。


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  1. 2017/07/18(火) 22:50:06|
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