鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

アウトサイダーの勧め

以前、「アウトサイドの勧め」という、一部のパラスクールさんからお叱りを受けそうなパラネタを書いたことがありました。




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その過去記事はこちら↓
アウトサイドの勧め

この過去記事は、アウトサイドをクロスカントリーフライトの練習方法として、比較的アグレッシブな感じで扱った記事ですが、今回はそうではなく、「自己の安全を守るためのもの。」としての位置づけで、「アウトサイダー」(本来の英語の意味では、部外者とか第三者ということになるのですが、今回は「アウトサイドをする人」としてとって頂ければと思います。)の勧めについて書いていきたいと思います。

というのは、昨今の春のコンディションで、時に自分自身、安全を確保するために敢えてアウトサイドランディングを選択していることがあり、その辺についての考え方が、皆さんの参考になるかもと思ったからです。(ちなみに、先日このブログでも書いた、ど強風時の僕のツリーランディングについては、参考云々ではなく、「ただ飛ばなければ良かった。」という結論一択となります・・・。)


最近、僕はタンデムフライトにおいて、二度アウトサイドランディングを選択しています。

□ 一例目

テイクオフ時、かなりの強風。ランディング時には更なる強風になり、それにサーマルブローも混じってかなり乱れた形に。また、風向きにより、メインランディングにおいてのローターの可能性が強く予想され、また、その時に居たオーバーヘッドアプローチのポジションからメインランディングへ行くには、細かくシビアなターンを多用する必要がありリスクが大きいと判断し、できるだけ直線でフライトできる、比較的吹き抜けてやたら強いだけで、荒れてはいないであろうと思われる周囲に障害物も少ないランディング西側の田んぼに降りることを選択。

多少のピッチング的な動きはあるものの、垂直降下な感じで大きな危険もなく、安全にランディング。


□ 二例目 

サイドから、サイドフォロー系の北風、やや強め。テイクオフ後は多少かぶりがあり、荒れ気味であるものの、大きな問題はなし。

ただ、ランディング近くになって、北風がかなり収束した形で強めにぬけていることが分かり、この場合、メインランは北側にある山の影響で非常にかぶる可能性もあるので、一応大事を取ってメインラン北側の山の、更に北側にある比較的障害物などが少ない田んぼに降ろすことに。

結果、この場所はただ単に北風の強めの風が吹いているだけという形で、特に問題もなく普通に田んぼに安全にランディング。


と、このような形で、「積極的に」アウトサイダーになることを選択しているのですが、これ全て、安全を確保するためにということは、上記を読んで頂ければ、お分かり頂けるかと思います。

という事で、今回の本題・・・。

「時としてはメインランに降ろそうと無理せず、より安全策を取るためにアウトサイダーと化すのは、個人的には全く問題なく、むしろ積極的にお勧めしたいくらいです。」ということを、声を大にして言いたいのです。

もちろんこの事は、メインランディングに安全に降ろせるにも関わらず、己のヘボさ故にアウトサイダーと化してしまうということとは全く違います。「最善の安全策として、強い自己意思を持ってしての意図的なアウトサイドランディング。」という点において、大きな違いがあると思います。

今まで、ややこしい風の時に無理やりランディングに降ろそうとしてこねくり回し、挙句失速して落ちてしまった人や、アウトサイドすることを嫌いすぎたため、ピッチングやローリングからハードランになってしまったり、引き過ぎによる失速を起こしたり、そして、それらに伴う事故や怪我などを幾度となく見てきました。

そんな時にいつも思ったのは、「無理にメインランに入ろうとせず、「あかーん」と思ったのなら、早めに思考を切り替えて、より安全なアウトサイドを選択したほうが良かったのになあ・・・。」という事でした。

アウトサイド料をケチって怪我をして、長い間入院したり、多くの治療費を払ったりするくらいなら、安全のために選択したアウトサイド料などは、全く大した金額ではないと思います。

また、ランディングの際にメチャクチャ荒れているなど、状況によってより自己の安全を確保できると判断したのであれば、.敢えて自らの自己意思でツリーランをして、地面激突による圧迫や骨折などのリスクを回避するという方法もありだと、そう強く思います。

飛び仲間がランディングの際に落っこちて大怪我をし、救急車に乗るくらいなら、敢えてツリーして回収する面倒や大変さを、同じフライヤーとして誰がそれを煩わしいと思うでしょうか・・・。

いずれにしても、それらの積極的な判断については、事前においての不測の事態の想定や予測、また、対処法のパターン想定など、フライト前に十分なプランを立てておくことが必要だと思います。

なお、そういった判断ができない、またはその判断に正確性がないなと思うのであれば、このブログでもくちズッパで書いております通り、「そもそも飛ばない。」という、一番賢く、絶対的に安全を確保できる素晴らしい選択を、例え誰にバカにされようとも、胸を張り、自信を持って取られるべきだと、強く強く思う次第です。

もう何十年と飛んできておりますが、春はやはり、スカイスポーツにとっては「危ない季節」です。事実、やはりこのシーズンは時としてドキッとすることもなくありません。

今日、素晴らしいパイロットだなといつも感服している、ベテランフライヤーのTさんとお話した際、「最近は春、無理せんようにしようと凄く思うようになってきた。」とお聞きしました。そこで、「僕もです。昔はアホみたいにどんな条件でも飛んだろうと思ってたんですけど・・・。(苦笑)」などという話しをしたのですが、あの上手で、グライダーもファンフライト用の上級機に乗り換えられたTさんが、そのようなマインドで安全を重視した判断をされている事は、やはり長い間パラグライダーを続けられてこられている秘訣でもあるんやなあと思い、皆さんにも是非そのあたりの安全なフライトについての考え方を、見習って頂きたいとそう思った次第です。

なお自分の場合は、お恥ずかしい話ですがこういうマインドになるまでに、結構色々やってきた=やらかしてきた、という、今思えば本当にアカン経験があるからこそ、とも言えます。

しかし、しかし今だからこそ言えるのは、そういう経験は、趣味でスカイスポーツをやられている場合には、全く必要のないことだと強く思います。昔は自分もスカイスポーツはエキストリームスポーツ(過激なスポーツ)という面もあると強く思っていたこともありました。が、今では全くそういう要素がない楽しみ方をして良いスポーツであって全くいいと思うようにもなってきました。(エキストリームとして楽しむのもまた一つではあるとも思いますが、それには通常では考えられないほどの修業が必要だとも思います。)

世界チャンプを目指すとか、超トップパイロットを目指すとか、またはプロパイロットになるとかなら、歯を食いしばるような修行も必要かもしれません。が、残念ながら現在、マイナースポーツであるスカイスポーツでは、競技で優勝してもそれで御飯を食べられるようにはなりませんし、また、趣味として競技に出ていて、無駄に実力以上のグライダーに乗ったり、実力以上の条件で、無理してフライトをして怪我をして、家族や会社に迷惑かけるというのも、なんともいいようがない悲しいことだと思いますので。

また超辛口ですが、残念ながら大体が、競技において無理をしないといけないような腕である時点で、ごっついええ成績は出ないようにも思います・・・。無理をしている時点で、そうではなく余裕を持ってフライトしている人とは、埋めようのない大きな差があると言わざるをえないと思います。

という事で、長く楽しく続けるためにも、基本的に無理をせず、想定外のヤバイ状況に陥ってしまったら、その時点で最善の安全策を取るべく、柔軟な思考で最善策を選択して頂き、それが時としてアウトサイダーになることであれば、それを選択して頂いて全くよろしいと僕は思うのです。と、改めて書き、おしまいとさせて頂きたいと思います。

春のフライト、十分に注意し、その中においてアグレッシブに、春のギンギンの条件を満喫していきましょう。

ぜひご安全にフライトして下さい。


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  1. 2017/03/26(日) 22:43:47|
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