鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

カリブ海航海日誌 「やっと乗船する」(2日目)

IMG_6696.jpg 連載8回目で遂に、というかやっと乗船するという、前代未聞の全然航海しない航海日誌。さて今回、乗船するものの航海はするのか!?






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安宿に帰った僕らは朝預けていた荷物を出してもらい、港への行き方とタクシーの料金を聞いて出発した。

それにしてもこの安宿、「Posada San Francisco」は、バス・トイレ共同で、部屋も新しく綺麗とは言えない典型的なバックパッカー系宿だったが、スタッフが親切で丁寧だったし、掃除も行き届いていて気持ちが良く、利便性も良くてバルコニーからの景色も素晴らしい、僕にとっては「いい宿」だった。

外へ出た僕らは、すぐ近くの公園で客待ちしていたタクシーに声をかけた。が、宿のおねーさんが言っていた相場10ドルではなく、15ドルかかるという。「ははあ、ぼろうとしてるな。」と思い、ぼられ金額はたかが5ドルだったが、けったくそ悪かったので、別のタクシーに声をかけると、同じ料金を言う。

「これは、同じ場所で客待ちしているタクシーの談合系料金やなぁ。」と思って、全く別の場所から拾おうと歩きだすと、「どこで拾っても同じ料金だよ。」的な事を言ってくる。

「うっさいんじゃ、しかし、どこの国でも言うことおんなじやなあ・・・。」と呆れつつ、しばらく行ったところで料金を聞くと、1ドル下がったがほぼ同じ・・・。

どうやら歩き出した時に、乗客をさばく係のオッサンが無線で話してたところをみると、その際に「15ドルで文句言ってる、港へ行きたいやつがウロウロしてるからよろしく。」とでも言ったのだろう。結構な荷物もあるし、しょうがないのでここで諦めて、そこの乗り場から乗ることにした。

乗る前に結構料金についておかしいんじゃないかと主張したんで、車内で運転手は「相場通りだよブラザー。」的な事を言っていた。まあ、中南米だからそんなノリなのかもしれないが、気軽にブラザーとかいうやつにろくなやつはいないと思ったので、日本語で「なに言うてんねん。」とか返していたら、運転手は驚くほどに全く喋らなくなった。そして、10分ほどで港についた際も、彼は全く喋らなかったし、僕もまた、なにも言わなかった。

「お互いの態度で、空港からのタクシーの時と、こんなにも変わるもんか・・・。まあ、けどそりゃそうやな。」僕は思った。

港は、やはり朝の散歩で検討をつけていた場所にあった。そして、散歩の時に遠くから見えていた船は、間近で見ると本当にでかかった。

僕らが乗る船は、ロイヤル・カリビアンという会社の「アドベンチャー・オブ・ザ・シーズ」。総トン数 :137,276トン 乗客定員 :3114人 の、超大型船。後で調べて分かったのだが、客船は大きければ大きいほど大衆向けになる。

要するにどでかい船にマンションみたいに客室を乗っけて、沢山の客を乗せることで、経費単価を下げ、薄利多売を目指す船である。こういう船をその名の通り「マス」(大衆)と呼ぶらしい。よく考えると、確かにお金持ちは、自分の家族は友達だけ数名で、どでかいヨットとかで、自前のコックや乗組員を乗せて航海したりする。

という事で、僕らは業界第二位である、マス客船会社、ロイヤル・カリビアンのそのどでかい船を見て、度肝を抜かれたのだった。




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ありがちな、船のどでかさに驚いて
記念撮影をするパターン

なんしかでかすぎて、全貌を画角に入れるには
とんでもなく遠くまでカメラを引かなくてはいけないのです

ちなみにこの船の全長は310m、全幅は48m




写真を撮った後は、荷物の預け入れだ。この預入荷物は数時間後に自分の客室まで届けられる形になるので、近々で必要なものは別にしておかないと大変なことになる。イカにも港の荷役という荒々しいにーちゃんに「料金○ドル(一人3ドルだったか?)」と言われつつ、荷物とお金を渡して、次は乗船手続きだ。

「ペットボトルなどの液体持ち込み禁止。」のポスターを見て、水を飲み干すオッサン。回りでも、瓶ビールを飲み干すオッサンなどが居る・・・。

中は長蛇の列だった。さすがマス船、人だらけだ・・・。老若男女、家族連れからカップルまで、ありとあらゆる年齢層、そして、国籍も様々なようだ。ただ、日本人らしいと思われる人達はざっと見た限りではいない。アジア人では華僑系の中国の人が多い感じだった。




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乗船手続きのために並ぶ人の列
待っている間に書類に記入する

英語力が低いため、早々にオッサン面倒くさがることに・・・




ディズニーばりに列に並んで待った後、少々不安だった手続きは、意外にもあっさりとスムーズに終了した。書類やパスポートの確認をし、写真を撮り、自身の情報が入ったセキュリティーカードを作成し、それを受け取って終了だ。

このカードは、下船乗船時の身分証明として使えるだけでなく、船内での会計などにも使用できるカードになっており、さすがはカードの国アメリカの会社という感じだ。

そして乗船。乗る前に、船の写真バックで記念撮影・・・。これは業者さんがいて、ほぼ強制。「ベタな修学旅行か!」と思ったが、この後も、このベタな記念撮影は日々、機会あるごとに開催される。そして、「アメリカ人、ホンマ自分達の写真好きやなあ。」と何度も思うことになる。

エスカレーターや階段を上がっていって乗船。




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やっぱりでかい
船の上にどでかいマンションが乗ってる感じ




カードを使って船内へ。係員の人達は笑顔で愛想が良い。この辺もアメリカらしい。

そして、自分達の客室へ。本当はバルコニー付きの客室が良かったんだが、予約が締め切り近くになってしまったがために、バルコニー付きがあいておらず、止む無く船倉近くの窓だけの部屋に・・・。(上記写真の丸窓の部屋)

しかしその分、価格は安くなり、更には、希望の客室が取れない上に、ギリギリ予約で価格が高くなってしまったお詫びだかなんだか(というか、初利用のクーポンかと・・・。)ということで、船内で使える200ドル分のクレジットももらえた。




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この後一週間過ごした客室

あと、ユニットバスとクローゼットがあります。
決して広くはないですが、日々ガッツリ清掃もしてくれて
快適に過ごせました




とりあえず、部屋を色々と物色した後で、わざと食べないでおいた遅めのランチにビュッフェレストランへ。

皆狙っていたようで15時位にも関わらず、沢山の人。

ビュッフェのメニューは、カリブ海近くにあるメキシコ料理から、アメリカン、イタリアンまで幅広い感じ。日本食や中華は無し。(中華風は少々あり)もちろん食べ放題ということで卑しいオッサン、この日から地獄のビュッフェ病(食べ過ぎの病)が発症するのだった。




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早速昼間からハイネケンを飲み
料理を食いまくるオッサン









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食堂から見えていた別の船「セレブリティー・サミット」号
自分が乗っているのより、名前の通りちょっとセレブリティー




で、お腹がいっぱいになったところで超デカイ船内を探索




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最上階甲板
やっぱビルの上ばり・・・
高いわあ










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最上階甲板にあるプール
さすが初日、カリビアンミュージックの演奏をしてました










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船尾煙突裏にあるクライミングウォール
このあたりは他にも色々なスポーツコーナーが
ウォールクライミングにはオッサン、後日挑戦します










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ゲームコーナー(ゲーセン)
この時は閑散としてました

とりあえず、ゲームはしないけど
シューティング物の銃を構えてみるオッサン

なお、ここでゲームをすることはこの後一度もありませんでした










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船内の吹き抜け
どでかいだけあってスケールも半端ないです

プロムナードみたいになっている商店街風の場所もあります
個々の写真についてはまた後日



探検も終了し、部屋に戻って一休みした後は、夕食の時間。夕食については決まった時間の第一回、第二回組と、指定された時間内のいつでも食べられる組に分かれているのだが、自分達は好きな時間の設定ができなかったので、18時30分から開始の第一回組。

ただ、初日のこの日は、少し早い時間に集合するように館内放送がされ、避難訓練を兼ねて自分の座席確認(数日同じテーブルで食事します。)と、避難ルート、救助艇の場所などの確認が行われた。

僕らのテーブルは二人席。多くは8名がけくらいのテーブルに数組で座るのだが、日本人だということで気を遣ってくれたのか、もしくはちょっとした人種問題を懸念してなのか、僕達だけで二人席・・・。

ただ、多くで座ってコミュニケーションを取るのは、英語力的にしんどいし、元々社交的で全然ないオッサンとしては食事中メッチャしんどいなあと思っていたので願ったり叶ったり・・・。気楽さ爆発なのでホッと一息。

このテーブルには、専属のウェイターがつくのだが、僕らの担当はアフリカ系のプラカシュ。明るく愛想のいい兄ちゃんだ。挨拶をした後、夕食のメニュー等について説明してくるんだが、も一つクリアーにはわからない。それはもちろん、僕の英語力がショボいからだ。

メニューについては予め決まったものと、前菜・メイン・デザートなど、選択できるメニューから好きなものを選んで組み合わせていくパターンらしい。シェフのオススメや今日のおすすめ料理などもあり、選べる種類は結構豊富だ。




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3階分が吹き抜けになった大食堂

少し寒かったので羽織ったら、仕事の時と同じ格好に・・・










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メイン料理は確かラムにしたかと・・・
久々のラム、うまかったです










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しかし、ジャンパーはいかんなあ、ジャンパーは・・・
ダサい・・・




食事中、初日ということで船長の挨拶などもあり、客席は盛り上がりまくり。なんかネタをかましてるけど、ちょっとしか分からん・・・。ということで、さすがアメリカというボリュームたっぷりの夕食をデザート、食後の紅茶までしっかり楽しんだ後、出港するのをみるために再び最上階甲板まで出てみた。

船はゆっくりと動き始め、サンファンの夜景を後方へと流しながら、大海原へと進んでいき、やがてあたりは闇の中となり波の音と船内から漏れる明かりで見える、波立つ海しか見えなくなった。




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船上から見えるサンファンの夜景










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出港にはしゃぐ人










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午前中に行ったデルモロ要塞も
闇の中でライトアップされ、光っていました




この日も、夜のショーなどあったのだが、朝から動きまくって特にオッサンは疲れてしまっていたので、それらを観ることもなく、夜の船内を探索することもなく、早々に就寝。明日のUSバージン諸島 セント・トーマス島上陸へ備えるのだった。船倉に近い丸窓からは、快調に飛ばす船に割られる白波が見えるのだが、船はさほど揺れてもいない。

「さすがはでかい船、揺れは酷くはないなあ・・・。」と、上海に向かった時の鑑真号のトラウマは、今回払拭できるかもなどと思いながら、眠りについたのだった。



「やっと・・・、やっと乗ったな・・・。」と思われましたら、
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  1. 2016/09/30(金) 17:02:56|
  2. カリブ海航海日誌|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

  

コメント

いい雰囲気

 新婚旅行。 クルーズですね。 プロの作家が書いてるみたいに臨場感あり楽しく読ませていただいてます^^
  
 しかし3っか前の夕食何食べたかわからない私からすると
凄い記憶力ですね。びっくりしました。^^;
 鬼飛さんの旅行記はリラックス調でいつもたのしめます。
一気に続きをお願いします。

 

  1. 2016/10/01(土) 09:29:02 |
  2. URL |
  3. 岩田 #bxvF113M
  4. [ 編集]

ありがとうございます

自分、記憶力良くないです。凄い勢いで沢山の事を忘れる昨今です。(苦笑)

という事で、この航海日誌も、写真があるからなんとか記憶を絞り出しながら書いていられているだけで、本当は旅行後すぐの時に書きたいと思っていたことの多くを忘れている始末です。

そんな訳で、記憶の搾り出し作業や、アホみたいに撮った写真の選択、駄文長文の作成・ショボい推敲など、かなり時間がかかっておりますので、結構一本書くのも大変なのです。

一気に続きをというご要望は良くわかりますが、できればご容赦頂ければと・・・。すみません。

好き勝手なタイミングで好き勝手書いているからこその、「この体たらく旅行記」と思って頂ければありがたいです。

  1. 2016/10/01(土) 19:56:12 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

しかし、豪華だなぁ。
甲板にプール?
すごいね。
地上みたいだよ。

元バックパッカーとは思えない、はしゃぎぶり。
きてるね~。

そして赤ジャン。
「トシちゃんかよ!」

  1. 2016/10/03(月) 19:51:36 |
  2. URL |
  3. 熊猫 #-
  4. [ 編集]

そうなんだよ

スペースがでかくて、色々なものが揃ってるから、ちょっとした街みたいになってんだよ。人もいっぱいだし。

初日は初めて乗るクルーズ船にテンション上がって、ほんと探索しまくったなあ。

あと赤ジャンだけど、仕事先のチームジャンパーなんだ。しかしトシちゃんって師よ。(笑)

でも、やっぱ客船でアウトドアウェアはないよなあ。(苦笑)

  1. 2016/10/04(火) 21:42:21 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

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