鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

JPAの朝霧でのセミナー・総会などに参加して

記事にしようしようと思って随分時間が経ってしまいましたが、朝霧において、2月25日・26日にあった「Dr.小野寺 パラグライダー航空力学セミナー」と、3月9日・10日にあったJPA事故対策会議及びJPA総会について、自分の備忘録を兼ね、書いておきたいと思います。





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まずは2月にあった、JPA会長である小野寺さんによる航空力学セミナー。過去のセミナーは物理学的計算式やグラフなども出てくるかなり本格的なもので、文系脳ですっかり数学馬鹿となった自分などには超難解なものだったようですが、小野寺さんご自身が、今回は生徒に分かりやすく伝えられる航空力学を主題にしようと考えられ、セミナー数日前にレジュメを全て書きかえられ、作りなおされたという力作に変更となり、大変わかり易かったです。

SIVトレーニングの重要性や、SIVにおいて航空力学知識を持っていることで、よりマヌーバーについての理解が深まるといったことなどについての講義があった他、インストラクションの方法や、フライト前後のブリーフィングの重要性などにも言及があり、それらを総合的にスクーリングに使っていくことの必要性を改めて感じました。

更に、昨今でも進化し、新しくなり続けているグライダーについて、航空力学的な視点による進化や開発の効果、また、安全規格などについての考察、そして今回、大きなテーマとなっていた「シャークノーズ」についての詳細な構造についての航空力学的説明は、自分にとっても非常に興味深いテーマだったので、なるほどとその技術的根拠などについて非常に得心しました。

なお、僕にとって一番の収穫だったのは、昔からずーっと疑問に思っていた、「ベルヌーイの法則による、翼が揚力を得る理論」についての最新の考察を知ることができたことでした。ネットなどで軽く調べた限りでは、納得のいくものがなかったのですが、小野寺さんの説明で、それがスーッと氷解していったのは非常に気持ち良かったです。ありがとうございました。

セミナーはじっくり時間を取って2日間行われたのですが、それゆえに夜、他のスクールのインストラクターさんやメーカの方などとも飲みながらお話しする機会があり、非常に盛り上がっていろいろな話しができたことも良かったです。

特に初めてお会いし、お話しをしたJPA会長でもある小野寺さんとは、僕自身が気になっていたJPAとJHFとの大会共催のお話しなどもじっくりさせて頂けたので、大変いい機会となりました。なお、この件については先にパラワールドで掲載された両団体の会長さんの対談の感想とあわせ、別記事でまた書こうと思っています。

そして3月には、JPAの事故対策会議と総会に参加しました。

事故対策会議においては、昨年、死亡事故が大変多かったことにより、より安全に注力してスクール運営をする必要がある事について、改めて事故事例などを検証することで、安全意識の啓蒙や、スクーリングにフィードバックすることを模索したり、その後行われた立教大学教授で、「事故がなくならない理由(わけ)安全対策の落とし穴」などの著書がある芳賀 繁氏の、「事故がなくならない理由 パラグライダー事故は減らせるか」と題した講演などが行われました。





芳賀氏の講演は、事故の要因やうっかりミスの発生メカニズムなどを心理学的見地から検証した内容で、非常に興味深いものでしたが、結論としては事故を減らすことは、システムや日頃の訓練などでできるけれども、すべての事故をなくすことは決してできない、という周知の事実へと帰結していったのが、まあ、当たり前のことではあるのですが、少し残念ではありました。

しかし、細かい内容は、事故を未然に防ぐ材料となるとともに、心理学的にリスクスポーツをしている人がどんな心理でリスクを自らとってしまったりするのかなど、今まで自分が考えたことのない視点からの見方などは、非常にためになるものでした。

また、翌日の総会では、15年の事故多発による保険金支払いの大幅増や、愛好者減による保険料減収の問題、インバウンドの受け入れや、今後のスポーツ保険のあり方など、パラグライダー保険存続についての問題点について、かなりの時間が割かれてディスカッションが行われました。

現状、多くのリスクスポーツが傷害保険の支払対象になっていない中、パラグライダーは未だなんとか踏みとどまっている状態ですが、今後の状況いかんによっては、他と同じく保険が効かないという、愛好者にとっては非常に厳しい状況になることも非常に現実的な懸念として出てきています。

この辺りについては一般愛好者の方も、他人事ではなく、自分自身のリスク管理の大きな問題点として、対策や活動をしていく必要があると思った次第です。

なお、JPA総会の方は、個人的ななんの根拠もないイメージとして、「喧々諤々の議題と提案の嵐」みたいなのがあったのですが、実際は全然そんなこともなく、非常に淡々と、収支報告がされ、今年度予算案が提案され、検討議題について粛々と議決が進んでという、至って普通の総会でした。しかし自分の総会のイメージ、どんだけごっつい曲解イメージやねん・・・。

という事で、セミナーや総会に参加して最終的に思ったことは、「なんぼたくさんのお話しを聞いたところで、それをスクールにいらっしゃっているお客様に、適切にフィードバックしなければ、なんの意味もない。」ということでした。

こんだけ参加してから時間が経っていても、思っていた自分自身が、ほとんどなんらフィードバックしていないんで、せっかくセミナーに参加したのに、全然意味が無いといえます。

自分の場合は、特に大勢の方を集めてそのようなフィードバックができる環境は少ないので、もしこれを読んで興味のある方とかいらっしゃいましたら、個別でも全然お話しさせて頂きますので、ぜひ、エリアでお声がけ頂ければと思います。

もしかすると、その多くを忘れてしまっているかもしれませんが・・・。


「忘れてたら全然あかんがな・・・。(苦笑)」と思われましたら、
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  1. 2016/06/07(火) 17:14:51|
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