鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

アドバンス オメガエックスアルプスに乗る

 先日11日に、アドバンスジャパン松原氏(以下まっつー)がバーズにいらっしゃいました。この日は比較的仕事に余裕があり、また昼過ぎには風が強めな上、若干ハードコンディションになったこともあり、練習生の方々は飛べなかったので、以前から乗ってみたいと思っていたオメガエックスアルプスに乗せてもらうことにしました。




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 乗ったサイズは22サイズ、一般的にはSサイズ相当でしょう。推奨重量は75 – 95kg。これに多分90kg弱で乗ったかと思います。

 まず、特筆すべきはその軽さ。3.4㎏と非常に軽いその重量は、さすがエックスアルプス仕様と思わせるもので、パッキングしてある状態もとても小さくコンパクトです。

 こういった軽量生地を使用した超軽量グライダーは、ともすれば軽々しいペラペラ感が立ち上げの際に発生したりして、正直個人的にはあまり好きではないのですが、まっつーは「そんなことはありませんから。」と自信ありげ。

 「ほんまかいな。」と言いつつ、北の風強め、ブロー混じりで若干ややこしいサイドの風の中立ち上げてみると、あーらいい感じ。ペラペラ感は全くといって良いほどなく、ガシっと硬めの翼は、アスペクトの高いグライダーにありがちな翼端のペロペロ感もなく、しっかりと風をはらんで楽々のテイクオフ。

 少し荒れ気味の風の中を、高性能機ならではの浮きの良さと、素晴らしいピッチ安定でグイグイと上がりながら進み、北斜面のおっ立ちサーマルポイントに危なげなく到着。ここからしばらくリッジっぽくソアリングをしてみましたが、ピッチ&ロール安定が素晴らしく、風の強弱にもフガフガすることなく、ビシっと決まった翼は心の安息すら感じさせる状態でした。

 ただ、それ故とアスペクトの高いグライダーであるが故に、ガツンとロールを入れるのは少し苦手かと思われます。なお、ブレークプレッシャーは軽量グライダーなのに意外にも大変しっかりしていて、軽々のブレーク感が好きではない自分にとっては、好感が持てるプレッシャーとなっていました。

 旋回のフィーリングをリッジっぽく飛んで調べた後は、しっかり目のサーマルでサブロクでのソアリングに挑戦です。前記の通り、ガツンと旋回に入れてグルグル回るタイプの回り方は正直得意ではない感じでしたが、浮きが良いので無駄にバンクをかけることなく、コアにいい感じで翼を乗っけておいて、必要に応じてバンクをつけて小さめに回ってやるだけで、気持ち良いほどグイグイ上がっていきます。

 流石は新品の最新鋭機、よう飛びます。数世代前のコンペ機ともガグリングを組みましたが、全く遜色ない、というかむしろアドバンテージさえ感じられる上がりっぷりです。

 そして更に驚いたのは、その後のグライドの素晴らしさでした。なにせピッチ安定が素晴らしく、この日の、時にぶつかってややこしい風になる空域の中、潰れることも、ヨー方向にスライドすることも、ピッチアップやダウンするようなこともなく、ガシッとした翼のままグイグイとええ感じのスピードの「ノリ」のまま進んでいくのを感じながら、「さすがはエックスアルプス用、特にグライドに特化させて安定するよう作ってるんやろなあ。」と強く思ったのでした。

 その後、アクセルも踏んでみましたが(ビビって70%くらいまでしか踏んでいませんが・・・。)あいも変わら素晴らしいピッチ安定で、更にええ感じでスピードが乗って行くのも変わらず。アクセル使用時も明らかにグライドが素晴らしいと思った次第です。

 という事で、最新のエックスアルプス用高性能機は、さすがマウラーが作っただけあって、絶妙のバランスで、「よう飛ぶ」、素晴らしいグライダーに仕上がったなあと、そんな風に強く思った次第です。

 ただ、個人的にはこのような素晴らしい高性能は、フリーフライトでは全くいらないかと思いました・・・。このブログでも何度も書いています通り、狭い空域で楽しく安全に飛ぶだけであればこのような高性能機は全然必要なく、もしも無理に乗ってしまったりすると、むしろその性能を持て余して、どこに飛んでいけば良いのか迷うくらいと思う次第ですす。

 そして、やはりこれも書いています通り、高アスペクトゆえの「ちゃんと乗ってやる必要性。」については、他の高アスペクト機同様、十分以上の高いレベルのスキルを要するグライダーだと強く思った次第です。「かっちょええから乗りたい。」とか、「ええかっこしたいから高性能機が欲しい。」とかいう「安物のプライド」を満たすために乗ると、結果どえらいカッコ悪い目や、怪我や重大事故などのゴッツ痛い目にあうことが必至かと思う次第です。

 特にランディングでの、高性能機特有の「降ろしづらさ」は中々のものでした。ランディング時はさして荒れてもいなかったので、地面すれすれまでスピードを殺すことなく持って行って、そのままビューンとグライドさせてアプローチしてみたのですが、思った以上に伸びまくり、しまいには無理やりランディング内に降ろすのは諦め、ランディング外にあるパッキングゾーンまで飛ばしていかざるを得ないヘボランディングとなりました。「地面効果すらあるんちゃうか?」と思うくらいの伸びっぷりで、やはりグライドに特化してるんやろなあと改めて思いましたので。

 そんな訳で、「リスクの高いコンペ機には乗りたくないが、コンペにも出るので、多少リスク低めの高性能機で、グイグイアグレッシブにグライドしたい。」とか、「ランディングに降ろしづらくても、クロカンで素晴らしいグライド性能を存分に使ってフライトしたい。」といった、明確にオメガエックスアルプスの使用目的を持ち、また、高性能機であるオメガの性能を、高いスキルでアグレッシブながら安全に使える腕を持った上でしっかり使える、そんなエキスパートの方には、強くオススメできる素晴らしいグライダーだと思います。

 まっつー、試乗機ではなく、自前のグライダーを貸して頂き、誠にありがとうございました。とても楽しくフライトできました!
 
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  1. 2016/01/14(木) 23:55:26|
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