鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

サーマルに決まった渦流方向はあるのか?

フェイスブックである方から質問を頂きましたので、今回はそのネタ「サーマルに決まった渦流方向はあるのか?」について書きたいと思います。




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 今回フェイスブックで頂いた質問は、「サーマルの回転方向は、決まっているものなのでしょうか?それともランダムなのでしょうか?」というものと、「センタリングはサーマルの回転方向と逆方向が良いとも、同方向が良いとも聞いた事があるのですが、どちらがより良いのでしょうか?」というものでした。

 昔、豪のクロカンメッカであるマニラに、毎年のようにクロスカントリーフライトに行っていた時、エリア管理者でその当時のクロカン世界記録保持者のゴドフリーや、その他のクロカンエキスパートフライヤー達と、「サーマルにも決まった渦流方向というのはあるのか?」という話題で盛り上がったことがありました。その時、上記で頂いた質問と同じような疑問について、皆で話したことがあります。

 <注意> ここから書くことは、あるフライヤーや僕の完全な主観です。ある程度ネットでの科学的情報なども参考にはしていますが、しっかりした科学的根拠に基づいたものではありませんので、あくまでも、経験に伴う各個人の意見としてお読み下さい。

 台風では、(低気圧も同じく)北半球では反時計回りの風になり、南半球では時計回りとなります。一方高気圧においては、北半球では時計回りの風となり、南半球では時計回りとなります。

 また、水も渦を巻く際の渦流方向が決まっているということから、ゴドフリーはサーマルにも決まった渦流方向があるという説をとっていました。そして彼は、サーマルの渦流に向かっていく形で旋回する方が、より効率良く上がっていくと考えていました。
 
 当時、僕はまだヘボく、そんなことを考えるようなシビアなセンタリングもしていませんでしたし、というか、そんなセンタリングができる腕を持っていなかったので、そのような事をはっきりと体感できる実践は正直できませんでしたが、その意見を聞いてから、そのことを意識してフライトをし、また他のフライヤー仲間もそれを意識してフライトをしました。そして、その結果について後日主観で意見を出し合いました。

 その時の皆の意見や、その後何年間か僕がソアリングをしながら感じた主観を合わせて結論づけた結果は、あくまでも僕個人の意見ですが、「サーマルには、決まった渦流の方向はない。渦流方向はランダムであると考えられる。」ということ。

また、「サーマルの渦流には、向かっていく方向で入っていく方がより効率的に思えるが、渦流よりもむしろ重要なのはサーマルをドリフトさせているであろう風向きであり、ファーストターンで風向きに向かっていく方向にターンしていくということを意識した方が、より効率的である。」ということでした。

 先日、野焼きをした時の焚き火の煙の渦流を思い出すと、特に火が弱々しくなると、渦流は一定ではなくなり、色々な巻き方で色々な方向に上がっていきました。野焼きとサーマルが全く同じであるとはもちろん思いませんが、それを参考にして考えてみても、「渦流は様々でランダムである。」ということと、「渦流の向きを気にするより、センタリング効率については、風向きによるドリフト、旋回半径などのほうがより重要である。」ということについては、大きく間違ってはいないと思います。

 また、実際にセンタリングしている時に、同サーマルで反対方向に回して、大きく差が出たということもあまり体感したことはありません。もし差がついたとしても、その差の大きな要因は渦流の方向ではなく、純粋に腕の差が大きいと思う次第です。

 よって渦流の方向についてはそんなに重要と考えなくてもいいレベルで、前述のように、より考えることの重要度が高い、風向きやドリフト、サーマルサイズのイメージなど、より上昇効率に直結する事柄について、意識する方がいいと思う次第です。

 という事で、質問のクリアーな答えには全くなりませんでしたが、少しでもご質問して頂いた方の考える参考になれば幸いです。

 また、このネタについての持論などがある方がいらっしゃいましたら、是非お聞かせ頂ければと思います。どうかよろしくお願い致します。
 

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  1. 2015/12/08(火) 23:16:03|
  2. パラグライダー|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

はじめまして。再コメントで失礼します。

セールプレーンパイロットですが、パラもハングも散々飛びました。そんな観点から、自分なりなサーマルの回転方向について書かせて頂きます。

北半球では、基本的に渦流は反時計回りですよね。私もセンタリングの開始は、基本的に右回りです。でも、地形や他機によってフレキシブルに変えなくては、危険です。

それに、なんと云っても、おっしゃる通り上昇率の良い旋回が求められるわけですから、セールプレーンの場合、ピッチアップして、その場所を探ります。

固定翼だと、サーマルの「歪み」がダイレクトに伝わります。パラでもキャノピーの変形でわかると思いますが、コアに最もよく引っかかる場所での旋回が重要であって、サーマルやセンタリングの回転方向にこだわる必要はないと考えています。

それでも、強いコンバージェンスラインに入って地上を見ると、ダストデビルは、見事にすべて反時計回りですから、リフトが強いほど、理論的には正しいようです。

自然は面白いですね。

  1. 2015/12/14(月) 03:21:53 |
  2. URL |
  3. カズ #8YITGI8E
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます

セールプレーンのパイロットの方からコメントを頂いたのは初めてです。ありがとうございます。

パラやハングより、より広い空域をフライトするセールプレーンの場合、より大きな視野で自然を見る必要があるかと思いますので、サーマルやコンバージェンスなどについても、僕とはまた違った視点や体験が沢山あるのではないかと想像しております。

またそのあたりも今後お聞かせ頂ければと思います。今回頂きましたコメントも、非常に興味深く読ませて頂きました。

それにしても、空から見るダストデビル・・・。パラの場合は恐怖でしかなく、豪で飛んでいる時に何度かは見たことがありますが、上につける根性は僕にはありませんでした。

ちなみに某M田氏は、大会の時にいかんともしがたい状態になったのでダストデビルの上に付け、もみくちゃになりながら昇竜拳をかましたと聞いたことがあります。(笑)

ほんと、おっしゃる通り自然は面白いですね。最近はパラにはハードな気象変化も多く、あなどれない感じですけど・・・。

  1. 2015/12/14(月) 18:50:40 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

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