鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

初中級パラ講座 第18回 「 ソアリング実践 サーマルソアリング その3」

 今回は、具体的なソアリングの方法について書いていきたいと思います。




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 まず、ソアリングをするにはサーマルを探さなければいけません。前回でも書きましたが、基本的に山側などの起伏がある場所では、大体決まったサーマルポイントがありますので、まずは一番上がるそういったサーマルポイントに行くようにします。

 なおそのサーマルポイントで、どの方向からサーマルがやってくるかについては、風向きが大きく影響してきます。

 基本的にサーマルは風上で発生し、風下側に風と一緒に流れてきます。よってサーマルを探す場合は、風上で発生したサーマルを捉えて、風と共に風下に傾斜したり流れるサーマルでソアリングをするため、ベースアゲインスト方向に飛んで行ってサーマルを見つけるのが良いでしょう。

 例えばサーマルポイントで、南東から風が吹いている様な時には、ポイントの南東方向からサーマルが上がってきて、その後北西方向に流れていく場合が多いです。なお、そのサーマルポイントが南東面において風を受けられるような状況ではない場合(南東方面に山の尾根が続いている場合など)は、サーマルポイントになることはほとんど考えられません。そういった場合はフライト前の条件の予測時点で、本流の風向きから判断しそのポイントは上がらないと判断するのが良いでしょう。

 さて、運良くサーマルに当たったら、旋回していくことでサーマルから外れないようにして、上昇することを狙います。なお、凄く大きなサーマルで旋回する必要のないような時は、別にサブロクをかく必要はありません。真っすぐ飛んだり、180度旋回を繰り返してあげる方が楽だったりする場合もありますが、めったにそういう条件には会うこともないかと思いますので、基本的にはサブロクでソアリングをしていきます。

 ソアリングを始めた頃は、翼があげられる感じがして、バリオがなった後、どのタイミングで回していけばいいかわからないかと思いますが、最初の頃はあまりタイミングなどについては考えず、「サーマルを感じたら、すぐに回していこうという姿勢を見せる。」のがいいのではないかと思います。

 「姿勢を見せる。」と書いている通り、決して急激に旋回に入っていくということではありません。旋回しようと思う方向に回せるように、少しだけブレークを引く用意、もしくは少しずつ引き始めるとか、体重を入れようとする用意、もしくは少しだけ体重を入れて旋回しようとしていくようなイメージです。

 最初にリフトに入った時は、「上がるかな?」というような微妙なリフトであることが多いかと思います。もしかすると経験が少ないと、この微妙なリフトは感じることすらないかもしれません。そのような方においては、強いサーマルであった場合は、その後のガツンと来る上昇で、リフトの存在に気づくことになるかと思いますが、まずは、微妙なリフトでも感じる能力を育てることがいいかと思います。それができなければ、結局、操作後に操作が聞いてくるまでにタイムラグがあるパラグライダーの場合、対応が後手後手になってしまって上手くソアリングをする事ができないからです。

 微妙なリフトを感じたら、旋回に入ろうとする姿勢、つまり準備をし、その後サブロクでリフトを捉えられるような使えるサーマルであることがはっきりと分かったら、しっかりと旋回に入っていくようにします。

 弱いリフトを感じた時に、「お!サーマルか?」と準備し、その後バリオが鳴り、すぐにリフトが切れるような場合は使えないサーマルですし、リフトが途切れることなく、その後バリオの音がより高い上昇を示すような場合には、ソアリングができるサーマルであると考える訳です。その時になってやっと「あ、回せるかも・・・。」と思っているようでは、サーマルのコア(中心部分)を過ぎてから回すことになってしまいます。

 なお、時にはじめから結構強いリフトにあうこともありますが、この時は多少のピッチングやローリングが起こるようなこともあると思います。このような場合は無理にすぐ回そうとせず、まずそのピッチングやローリングを抑えてから旋回に入るようにします。もし、それら翼の揺れを抑えずに無理やり回そうとしたりすると、翼の潰れを誘発したり、上手に旋回に入れずに、サーマルを逃してしまうこともあります。注意しましょう。

 旋回に入るタイミングについては、「バリオが鳴ってからしばらくして、より強くなったら回す。」というような回し方もありますが、個人的には先に書いたように、バリオが鳴り始める体感の時点から、いつでも回していける準備をしておく方が、心に余裕があっていいかと思います。なお、バリオは体感でリフトを感じた少し後に鳴ります。いわゆるタイムラグがあるのですが、ご自分のバリオのタイムラグがどれ位なのかを把握しておくと、シビアなソアリングにも繋がりますのでよろしいかと思います。

 あと、サーマルについてですが、サーマルの周囲は下降気流(シンク)になっていることが少なくありません。弱い(渋い)サーマルの場合はそうでもありませんが、強いサーマルの場合は、周囲に強い下降気流が発生することがほとんどです。よって、強い下降気流(シンク)の中をフライトしているような時には、その後、強いサーマルがあるのではないだろうかと予測しておいて、来るべきサーマルに対して準備をしておくというのも心の余裕となっていいかと思います。

 ただ、その後強いサーマルがない場合や、強いと思っていたのに大したサーマルではなかったということも少なくありません。また、シンク帯は谷越をするときのただの吹き抜けであったとか、山の裏面(フォロー側)で飛んでいたことにより、ローターを食らって下がっていただけだったなどということもあります。「強いシンクだから強いサーマルがあるに違いない。」などというポジティブな思考ではなく、悪い条件下の中では、常に最悪の事も想定しておくネガティブな想定を持った上で、高度に十分な余裕を保持した上で、ポジティブなフライトをされることを強くお勧めします。

 さて、次回は効率の良い旋回方向や、バンクのつけ方などについて書いていきたいと思います。なお、あと二回位で最終回になるかと思います。


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  1. 2014/07/16(水) 23:57:04|
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