鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

悩ましい風

 このブログでも何度か書いたと思うのですが、経験上、ゴールデンウィークというのは、鯉のぼりが大きく泳ぐだけあって、中々にややこしい風が吹いたり、また気象条件や、フライトを行う個人の事情によって、事故や怪我が発生することも結構あったりするかと思います。




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 気象条件については、前記の春っぽいコロコロ変わる風や、気象条件の急変。また、個人的な事情としては、冬場冬眠していて、春の条件でのフライトに慣れていないであるとか、長期休暇で遠方にツアーに出かけ、予想していなかった春ギンギンのコンディションの中飛ぶことになったとか、はるばる遠くまで来たのだから、ちょっと無理をして飛ぼうと思ったとか、そういった練習不足や、判断ミス、無理なフライトなどが原因であることが多いかと思います。

 これについてはパラグライダーにかかわらず、他のアウトドアレジャーでも同じことで、世間が長期休暇を取る時期には常に、アウトドア系レジャーでの死亡事故や重大事故が起こるのですが、これらも上記と同じような原因があっての事のように強く思います。

 初めてやることや久々にやることには最新の注意を払い、また、事前に十分に練習をし、情報をしっかり集め、慎重に状況の判断を行い、決して無理をしないということをいつも心に置くようにすれば、重大事故のリスクは、大きく軽減できるかと思います。

 しかし、自然相手のレジャーをする以上、事故をゼロにすることは残念ながら不可能です。やる以上、どんなに安全に思える状況であっても、常に事故が起こる危険性はあるのです。

 それを全くのゼロにするためには、そのアウトドアレジャー自体をやらない。というのが正解なのですが、それでは人生面白くないです。そこで状況によっては、そのアウトドアレジャーのリスクをゼロにするために、「断念する。」という素晴らしい決断をする事が、時に必要であると強く思う次第です。

 と、こんな偉そうなことを書きながら、今日は断念した話しではなく、悩ましい風の中悩み続けた挙句、フライトしたという話しです。

 今日はタンデムのお客さんがいらっしゃっており、朝一でテイクオフに上がったのですが、既にかなり強いサイドの風もしくは再度フォローの風が吹いていて、全く出れる状態ではありませんでしたので、暫く待つことにしました。

 その後少し風向きが変わり、正面からのブローも上がってくるようになったのですが、未だ怪しい感じでもあり、更に様子見。それがどうやら騙しっぽかったり、その後正面からブローが入るものの非常に強く、更にランディングも爆風という情報でまたも様子見。

 一時間半ほど待ったところで、テイクオフの本流の風はサイドから正面に変わってきた様子。しかし、正面から入ってきたが故にかなり強く、それにブローが交じると吹き流しはもうえらい感じで暴れるような状態です。

 しかし僕らはそんな中でも、こましな風になる時がちょっとずつ増えていることに注目していました。ただ、これが騙しだったり、突如のブローが入ったりすることを考えておかないと、どでかいリスクの中飛ぶことになります。

 更にはブローにどれ位のパワーがあるのか?昨日の雨の影響でそれなりにパワーが落ちているのか、それとも、最近の風の吹きっぷりと地面の乾きまくり度合いで、昨日の雨程度ではパワーを落とす効果はないのか。また、ブローだと思っているこのつよい風が、ブローではなく本流の強弱の影響の方が大なのであれば、それはまたえらいリスクなんじゃないか等、そんな風に考えると、今日の風は本当に非常に悩ましい風だと言えました。

 朝一のサイドやサイドフォローならもうどうしようもないのですが、これがまた、強いながら正面であるということも悩みの種。そしてその正面の風は、出れそうで危なそうな強風・・・。

 僕達は更に悩みました。が、更に「こましになる。」タイミングが長くなってきたように思われ、下に見える吹き流しやランディングの風、そして周辺の木々の動きなど全てが、しばらくは行けそうな雰囲気を醸し出したので、僕はそのタイミングでさくっと飛び、幸い強いブローも、荒れた気流にもぶち当たらず、多少強風でややこしい風ながら、どでかいリスクもなくフライトすることが出来ました。なお、飛ぶまでに二時間以上待ったでしょうか。

 後続も、その後同じようにタイミングを見据えに見据えてフライトし、タンデムのお客さんにはかなり待って頂いたものの、フライトを喜んで頂くことが出来ました。

 ちなみにこれを書いて僕は、「気象条件を良く見て、いいタイミングで飛びましょう。」と言いたいのでは全くありません。

 僕は待ちに待って、「自分が、不測の事態が発生しても十分にリカバリーできるレベルの風になったと思うところでフライトしました。」ということを強く言いたいのです。

 昔ヘボかった頃は、「俺なら行ける。」とか、「これくらいなら楽勝だろう。」とか、そういう根拠の無い加点式判断で、フライトできるかどうかを考えていました。

 しかし今は、この風にどえらいブローが入ったらどんだけ危ななるやろ。とか、ランディングアプローチくらいで突風が入ってきたらどうする。とか、そういう減点式判断で、それをリカバーできるかどうかでフライトできるかを考えています。この減点式で考えるためには、減点できる事をピックアップし、正確に減点できる判定力が必要になります。

 それを行うのはまさしく経験以外の何物でもないわけです。恥ずかしい話しですが、ペーペーの時に危ない条件で飛んだとか、そんな時に飛んだせいで落ちたとか、一方なんとか落ちずにすんだとか、そこそこましになった時に己を過信して、上記加点式判断でちょびって飛んで危ない目にあったとか、落ちたとか、落ちそうになってラッキーにも回復したとか、そういう経験があり、それらのデータを経験として記憶にとどめ、判断しているがゆえに、減点式である程度正確にリスクを負わずにそこそこの条件でも飛べるようになっている訳です。

 そんな訳で、時にちょっと怪しい風で飛んだ時に「怖くなかったですか?」とか聞かれる時がありますが、ほんとに怖かったら飛んでませんし、ちなみに自分の場合はビビリなんで、ちょっとでもフガってなったら、「パラ怖いわあ。」と思う自分がいますし、そう思うことでどでかい深刻な事故はしていないのではないかと、そんなビビリの自分で良かったと思っているくらいです。

 ちなみに、今日は読みがかなり良かったのと、減点式判断がかなり厳し目だったために、思った以上に怖いと思うことなくフライトをする事が出来ました。

 という事で、長々書いてきて自分でも結局何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが、パラでフライトする上での判断の考え方の一つとして、ちょっと参考にでもなればと思う次第です。

 今年は春に寒かった日が多かったせいと、未だ朝が寒かったりするせいで、ギンギンな春条件が継続しているような気もします。ゴールデンウィーク時期らしいややこしい風や突然の強風なども多いように思いますので、お互いに十分注意しつつフライトしましょう。



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  1. 2014/05/06(火) 23:46:37|
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