鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

おっさん、「ゲイラカイト」を買う

ゲイラ
 正月、はっと「何十年ぶりかで凧あげしたい!!」と、おっさんはそう思ったのです。





 (※ 写真は本文記事中に紹介した、アマゾン商品広告ページより拝借しました。)



 そしておっさんは思い出しました。ガキの頃に鬼のように流行った、「ゲイラカイト」という凧のことを・・・。当時テレビでコマーシャルをやっていて、「♪飛べ~、飛べ~、ゲイラ~飛べ~、飛べ~~っ!!」という歌(下記ユーチューブを見ると歌詞の記憶違いをしていました。)を今でも覚えていたりします。

 ユーチューブで当時のコマーシャルを発見しました。





 当時あまりにも流行って、おもちゃ店では売り切れが続出し、また、空き地や河原ではゲイラカイトが乱舞しまくり、糸が切れたりして木や電柱にゲイラが引っかかりまくるという有り様でした。電線に引っかかると感電事故や停電の危険性もあり、ゲイラカイトが流行った当時は、かなり問題になりました。

 そんな訳で昔は、電力会社から12月から1月くらいの間、凧揚げをする際の注意といったようなテレビCMが流されているような状態でした。そういえば、今はもうすっかりそんなCMは流れなくなりましたね。

 そんなゲイラカイト、「今でも売ってるんやろか?」と思ってネットで探してみると、アマゾンで売っていました。



  
  



 しかし、通販は送料もかかるし、時間もかかります。(上記アマゾンの商品は無料です。)ちなみに上記広告では、一番メジャーな白い奴は、プレミアム価格(ぼったくり価格)に設定してあります。ご注意下さい。 ← と左記のように、記事を書いた時のスカイスパイの価格は、ボッタクリプライスの1800円だったのですが、現在はなんと!600円に!!!在庫が1点から7点に増えたからのようです。

 このアマゾンの、時としてぼったくり価格へ上昇するシステムについては拙ブログ記事↓
アマゾンの激烈価格暴騰 を御覧ください。

 通販で頼んで届くのを待っていることができず、まるでガキのように、今すぐにあげたい気持ちだったおっさんは、迷わず近所のおもちゃ屋の場所をネットで検索するのでした。

 そしておっさんは寂しい現実を知りました。少子化のせいなのか、大規模おもちゃ店のせいなのか、街のおもちゃ屋さんがすっかり減ってしまっているのです。そういえば、ガキの頃よく行っていただるま屋というおもちゃ屋さんも、もう数十年前に廃業していました。

 という事で、うちの近所でチャリで行けそうなところにあるおもちゃやさんは、たった2軒ほどしかありませんでした。それも、そんなに近くではなく・・・。

 少々遠くてもめげることなく、早速おっさんチャリで出かけます。節電仕様らしく、昼にしてかなり薄暗い目当てのおもちゃ屋さんを発見し、「凧とかあるか?」と心配したおっさんでしたが、ありました。ゲイラカイト。一番メジャーな白地に血走り目ん玉のあれです。もちろん、ついてるタコ糸だけでは全然足りないと思ったので、別途タコ糸も買います。

 本体は800円ほど、糸は180円程で買えました。アマゾンより全然安~い!!ふはははは。(しかし後日、ヨドバシカメラのおもちゃコーナーにて600円台で売っているのを見ておっさんちょっと凹みます。そして、記事掲載前のアマゾン広告を見て、またもおっさんちょっと凹んだのでした。)

 早速、家に戻って開けてみます。あれ、こんなにちゃっちかったっけ?それに昔の方がもっと大きかった気が・・・。
 
 うーん、そういえばガキの頃もゲイラはすぐに破れたり、急降下してドタマから落ちてぶっ壊れたりしてたような・・・。大きさは、自分がガキで小さかったから、大きいように見えただけなのかもしれません。

 まあいいか、ってことで、早速凧揚げに行きます。ただ、おっさん一人ではどうにも恥ずかしいので、恥ずかしついでに正月休みで暇そうだったおばちゃんを無理やり連れて行きます。おっさんとおばはんのコンビの凧揚げ、より恥ずかしいですが一人で行くよりはマシです。

 で、昔インディーさんが脱走した時に、大概探しに行くとそこに居た近所の公園の広場、通称「集合場所」へと向かいます。思っていた以上に風は弱かったのですが、とりあえずあげてみました。

 「左に傾くやんけ!!!!」

 風が弱すぎて上へと上がって行く要素がほとんどない条件だったのですが、それにしても揚力がなくなると毎回左に傾いていくのが気になります。どうやらバランスが悪い様子、常に左傾きなので・・・。

 他のお子様のあげている、今風のキャラが付いた凧はまっすぐ上がってるのに・・・。ゲイラ特有の少しアスペクトの低い三角翼形が、バランスを微妙にしているのか???

 結局、おばちゃんが上がったら写真を撮ろうと思っていたというスマホを出すこともなく、おっさんが無駄にダッシュしただけで、「俺、もっとでっかい凧みたいなん(パラグライダー)揚げるのプロやのに・・・。」とかなり凹みつつ、この日の凧揚げは終了。

 家に帰ってバランスを取ってみると、確かに重心が傾いていました。なにより、タコ糸が付く部分の生地が、グライダー(?)中心である、ハングでいうところのキール(凧の中心にある縦の棒)のど真ん中についとらんがな・・・。

 こんなことでええんか、ゲイラカイト!!そこでとりあえず、釣り用のおもりを付けて左右の傾きがなくなるようにして、数日後二度目の挑戦を行いました。

 しかし、この日も風弱し。そしてやっぱり左に傾く・・・。ゲイラ、そういうとお前、ガキの頃にくるくるアホみたいに回るやつとかもあったなあ・・・。数十年ぶりに揚げてみて思い出すおっさん。

 ただ、風が弱すぎるのがまず根本的なダメ要素。揚がる要素がないのに凧をあげる事自体が、飛べる要素もないのにパラグライダーで飛ぼうとするのと同じく、愚かな行為。風の強い日に三度挑戦することにして、この日も断念。

 しかし、ゲイラの左傾きには腹が立ちます。万全を期すために、透明テープでタコ糸をつける部分の生地が、まっすぐ機体の中心棒のど真ん中に来るように改造するおっさん。更には機体安定の為、梱包用透明テープを数メートル用意し、まだ傾くようならゲイラに「凧の足」をつけてやろうと準備して、三度目の挑戦を待ったのでした。

 そしてやって来ました三度目。日本海側大荒れの予報に予感を感じたおっさん、空を見て、流れるその雲を見て、嫌がるおばちゃんを再び誘い出して集合場所へと向かいます。

 平地はさして吹いていない状況で、おばちゃんは「大して吹いてへんやん。」とか言っていましたが、おっさんには分かっていました。「上空はビンビンやで!」ということを。

 果たして、強いブローが入った時に凧を放すと、もう今回は、左に傾く暇もなく、ましてや凧の足なんて全く必要なく、ゲイラカイトはギューンと上空へと上がっていき、多分80Mほどあるらしいタコ糸ほぼすべてを出しきるまで高くなったのでした。

 その後満面の笑みとドヤ顔を浮かべたおっさんは、おばちゃんと共に存分に凧揚げを楽しんだのでした。
 
 上空に吸い上げ雲が来ると、ちゃんと上昇系の風が強くなるんです。ガキの頃には分からなかった風の変化に、パラグライダーの風読みの訓練なんかにも使えるかもなと思ったりもしたのでした。

 という事で、ゲイラカイトの多少の傾きは風の強さが打ち消すという結果となりました。弱い風だからバランスの乱れが出ると・・・。だから比較的バランスなどシビアでない適当な作りでもオッケーなんですな。

 ちなみに、このゲイラカイト、NASAが開発したとかなってますけど、これって「ロガロ翼」を使用しているからなんでしょうね。別にナサがこの凧を作ったという訳ではなく・・・。

 なお、ロガロ翼の名前の由来は、ロガロさんが作ったから。この方、ナサではなくその前身の団体に所属されていたようです。ナサはその後、採用はしなかったものの、宇宙カプセルの帰還システムとしてこのロガロ翼を使い、様々な実験を行ったようです。そしてこのロガロ翼、スカイスポーツ界ではお馴染みの「ハンググライダー」の翼そのものだったりします。
 
 だからゲイラカイトは、揚力が発生しまくる強風時には、日本の伝統的な凧とは違い、頭上直上へと揚がるのですね・・・。納得。

 ちなみに、パラグライダーをするおっさんとしては、ゲイラカイトより翼面積が広く、アスペクトも少し高そうなので安定しやすいと思われる、進化版ロガロ翼凧の方が、風が弱い時でも揚げやすいと思いました。(もしかするとその理由は他にも?下記※参照)

 今風のキャラクターがついてるんでそのパテント代で高いかと思ったら、さして価格は変わりません。ッと思ったら、人気キャラのはやっぱりちょっと高かったりして・・・。(これも記事を書いた時には1800円とかしてたんですが、正月の凧揚げシーズンを過ぎて在庫が増えたらしく、下記の価格に。恐るべしアマゾンの価格・・・。)



     


 ちなみに、上記の商品には、(※)「風の強弱状態に対応する2箇所の糸つなぎのポイント有り。」とのこと。この辺も風の弱い時に強い秘密なのかもしれません。

 なお、この日、他の人達もビンビンに凧を揚げていましたが、一番凧揚げが上手かったのは、僕らが行ってから帰るまでの小一時間、一度も落ちることなく凧を揚げ続けた、「ギンギンに糸を伸ばした状態で手を放してしまい、飛んでいった凧が引っかかった木」でした。

 無人機なのに落ちることなく飛び続ける凧。最初誰があげているのか分からず????な感じでおばちゃんとどこで揚げてるんやろと話していたら、通りかかった家族連れのお父さんが、「あれ、うちの凧なんです。飛んでってしもて・・・。」・・・と。

 ちょうど凧が飛んでいた場所が、山際でリッジ風と吹き抜けの風が吹きやすそうな立地だったのと、また、上空の強い風を常に受けられるかなり伸びた糸が、ずーっと飛んでいる状況を生んだんでしょう。お陰で風の強弱と風向きのいい指標になりました。

 ちなみに、この日の集合場所近辺は、昔さながら何箇所かで凧が引っかかってました。懐かしい感じでした。
 
 そしておっさんは、一本だけのコントロール出来ない凧より、やっぱコントロールできるどでかい凧を操る方が楽しいなと、そんな風にちょっと思ったのでした。

 追記:凧揚げって、結局子供よりお父さんの方がどこも夢中になってましたな・・・。特に小さな子供には、あの凧を揚げる感覚の楽しさは分からんような気もします。あれは大人の為の楽しい科学実験やとおっさんそう思います。


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  1. 2014/01/24(金) 20:55:48|
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