鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

オレたちの深夜特急 インド編 カルカッタ(現コルカタ)5日目 インド出国

 遂にインドを出発する日がやってきた。僕の旅ももうすぐ終了だ。


 朝5時半に起きシャワーを浴びて、小雨降る中を早朝から営業しているムスリム食堂へと向かう。インド最後の朝食のメニューは、野菜カレーとナン、そしてチャイでしめた。

 宿に戻り、同室の皆に別れを言い、アンバサダータクシーに乗ってカルカッタ ダムダム空港(現ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港)へと向かった。

 空港に着くと、飛行機は1時間遅れていて、僕は自前のラジオでFM放送を聞きながら時間を潰し、その後、カジュラホで出会った兄ちゃんがたまたま同じ飛行機だったようで、一緒にチェックインに向かった。

 その後のイミグレーションではファンキーなインドのおじさんが居た。機内持ち込みにした僕のタブラーケースに激しく反応し、タブラーの話しで僕らはかなり盛り上がった。

 結局、飛行機は2時間遅れて午後一時に出発した。

 さすがインドと思わせられる辛めのチキンカレーの機内食に、カールスバーグを飲んでほろ酔いになった僕は、食後あっという間に眠りに落ちた。そしてはっと気づくと、飛行機はもうバンコクについていたのだった。

 土産を結構買い、ラブラーも持っていて荷物が多かった僕は、バスでカオサンに行くのが面倒だったので、なんとかしてタクシーで行けないかと考えた。同じ飛行機だったカジュラホ君もカオサンまで同乗するというので、僕は更に日本人の女子大生らしい二人組の女の子に声をかけ、タクシーをシェアすることを提案し、うまい具合に4人でカオサンまで行けることになったのだった。

 カオサンパレスという安宿に、300バーツでチェックインした僕は、洗髪をしたあと、カオサン通りにある露店のドレッド屋へと向かった。

 インド滞在中におかんが脳出血で倒れ、入院していると聞いていた僕は、その後の何度かの家への電話で、おかんが脳をやられて記憶がほとんど無く、言葉などもおぼつかないという情報を妹から得ていた。そこで、久々に帰った自分がドレッドなんていう髪型をしていたら、「あんた!なんちゅう頭してるんや!!」と、いつもの様に叱ってくれて、シャキッとするのではないかと思い、カオサンにドレッド屋があった事を思い出して、一発自分の頭をドレッドにしてみるかと思いたったのだった。

 ただ、それがあまり現実的な考えではなく、僕の夢見がちな妄想であることも、一方では分かっていた。僕は、病に倒れたおかんと会うのが怖かったので、現実から逃避しようとしていたのだった。

 僕が思っていた以上に、ドレッドの作業は中々時間がかかった。カジュラホ君やタクシーをシェアしたお嬢さんたちと飯を食う約束をしていたので、作業の途中で中座して、マヌケな頭で待ち合わせ場所に行って、もう少し待ってと断りを入れにいかなければいけないほど時間がかかった。

 そんな時間をかけてやってもらったドレッドは、中々変な頭で、日本人の自分がやると男前でない顔形のせいもあってかっこ良くは全然なかった。「しかし、明らかに笑いは取れる。」ということで、僕はそれで満足することにした。

 そして、タクシーのメンバーで、カオサンの自分の馴染みのいつもの店に行き、食事をした後、僕は露店でぞうさんの柄が入ったいかにもバックパッカー然としたパンツを5本土産に買った。

 更に屋台でバナナシェイクを買って宿に戻りそれを飲み、シャワーを浴びて寝に入ったが、エアコンもないカオサンの安宿の部屋は暑すぎて、僕は中々眠ることができなかった。そこで、23時頃に近くのコンビニに水を買いに出てそれを飲み、その後ようやく眠りにつくことができたのだった。

 タイ滞在はこの日一日のみ。翌日には経由地であるフィリピンに一泊して、いよいよ日本に帰国である。


 つづく

この記事は、リンクコラム形式になっており、記事中にも出てくる熊猫師(師)のブログ、「BBB」Baseball馬鹿 Blogでは、同時期における、彼の視点から見たアジア旅行について書いています。(アジア旅行編第一便、第2便共に完結しました。)楽しんで頂けるかと思いますので、

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 ※このアジア旅行は1996年から1997年にかけてしたものです。現在の各地の現状とは大きく違うと考えられますので、旅行者の方の情報源とは成り得ないと思います。ご注意下さい。



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  1. 2014/01/11(土) 21:17:18|
  2. 俺たちの「深夜特急」|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

いよいよ、バンコクに来たか。
そして、ドレッドになったか。

インドという苛烈な場所から、比較的ゆるいタイの地に降りて、どんな心境だったのか?

人も気候も飯も。

どのような言葉で物語を締めくくるか、楽しみでもあり、また寂しくもあるよ。

  1. 2014/01/19(日) 02:27:49 |
  2. URL |
  3. 熊猫 #-
  4. [ 編集]

あの時は

 インドからタイに降り着いた感慨より、日本で倒れてるおかんが、一体どうなっているのだろうかという不安の方が大きかったなあ。

まあ、ほとんど上の空って感じだよ。

インドでヴァラナシ以後、葉っぱで酩酊していたのも、ほぼその不安を取り除くための現実逃避だったからね。

この後は、フィリピンの一泊トランジットだ。意外にこのフィリピンでそこそこなんだかんだあったりするよ。

  1. 2014/01/23(木) 22:14:52 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

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