鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

危機回避の一つの手段

 ここのところ、ハードなスコール系の雨が降ることはこのブログでも書きましたが、そんな事がよく起こることもあり、最近では、フライトしているとあっという間に結構発達した積雲がやってくるということも少なくありません。



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 先日も、かなり空が黒くなってきて、遠くに目をやるとスコールが降っているのも見え、数十分後にはフライトエリアでも雨が降る事が予想されるような状況になり、飛んでいた人達は、念の為、早めにランディングした方がいいような状況になりました。

 多くの方が、翼端折りなどをして、高度を下げようとされていたのですが、結構風も強くなり、山側では楽勝でリッジが取れるような状況になり、また、沖の方でも積雲がある場所では、結構な吸い上げを食らうような状況で、翼端折りをやめると、また高度が下がらなくなってしまうような状態になっており、フライトエリアはずーっと翼端折りをし続けているグライダーばかりとなり、さながら「翼端折り祭り」の様相を呈していました。

 結局、早めにランディングする判断をしたおかげで、皆さん危険もなく、また、それほど苦労しまくることもなく、安全にランディングされ、大きな問題はなかったのですが、その時に少し思ったことがありました。

 危機回避の一つの手段として、以下のように考えるのはどうだろうかと思ったのです。

 この時、テイクオフとランディングの間は、高度が下がらない場所がほとんどとなっていて、非常に下がりづらい状況となっていました。風は強めの西風。積乱雲はこの時はまだ遠い北西の方角から、徐々にこちらに近づいているような状態で、ランディング南西側や南側については、大きく発達した積雲もあまりなく、比較的まだ明るい状況でした。

 こういった場合、風が強いということもありますので、まずはアクセルを踏むなりしてどんどんアゲインスト側に飛んでいきます。もちろん、アクセルを踏んでも上がっていくようなこともあるでしょうから、そのような場合は、適時降下手段を利用して、高度があまり上がらないようにしながら、更に進んでいきます。

 ランディングより風向きに対してアゲインストの方向に出たら、更に吸い上げの影響を受けにくい、南西側や南側の明るい場所まで大きく移動して、そこで再びしっかり効果手段を使って高度を下げます。

 そして、ランディングが安全に降りられるようであれば、フォロー側であるランディングにサクッと向かって降ろすか、ランディングがより強風になっていたりしてリスクが高いようであれば、更に吸い上げの影響から逃れられる明るい方向へできるだけ進んでいき、安全な場所でアウトランディングをします。

 要するに、このような場合は条件の急変も多いですから、まず安全のために、メインランディングに降りることに重きをおくのではなく、フライトの範囲を大きく取って、降下手段を効果的に利用できる比較的穏やかな空域までしっかり移動して、フライト時間が長くなることによるリスクを軽減させ、また、出来る限りリスク範囲から離れることで、何かあった時には、穏やかな空域でアウトランディングできる環境を構築しておくことで、よりリスクを軽減しておくという方法です。

 比較的よろしくない条件になった時は、どうしてもその場で早く対処したいと考えてしまうものですが、考え方を少し変えてみると、よりリスクを減らせる場合も少なくありません。特に気象の急変などにおいてフライトしていた場合には、「とにかく安全にランディングする。」だけでオッケーな訳ですから、ランディングがある方向から、爆風が吹いてきているような場合には、ランディングに向かうことなく、フォロー側の穏やかなところまで吹っ飛んでいってそこでアウトランディングするという選択肢も、十分に安全な一つの手段であると思います。

 今回書いたことが、常に正解とは限りませんが、危機回避の一つの手段として、こういう考え方もあると覚えておいて頂いても、いいのではないかと思います。



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  1. 2013/08/02(金) 23:41:56|
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