鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

必殺、二段階上げ

 先日、あるフライヤーの方と、エックスアルプスの話しをしていたら、こんな話しが出て来ました。


ランキングアップが更新の励みになります。
クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


 「エックスアルプスに出ている選手のトラックログをログを見ていると、ソアリング時にかなり流されているように思うのですが、なんであんなに流しているんですか?」

 それに対して、「山肌でソアリングをしているような場合は、欧州は風が強いことも多いので、リッジソアリングみたいな形で山肌の傾斜にそって流しつつ、次のより上がりそうなポイントに向かって行っているのではないかと思います。」と、僕はそう答えました。

 自分も、何度かログを見ていて思ったのですが、上手な選手は、ソアリング時に上手く流します。

 おったった強いサーマルの場合は、無駄に流してしまうとコアから外れて、サーマルを逃してしまうのですが、弱いサーマルや、リッジサーマルの場合、風に流されてサーマルが結構ドリフトしていたりします。

 こんな時熟練者は、そのサーマルに乗りながら、次にそのサーマルが尾根先などでぶつかって強くなったり、もしくは山頂で山の裏側からの風と当たってコンバージェンスになるような、そんな次に効率良くあげられる場所に向かって、上手くサーマルのドリフトを利用しながら、流していくことがあります。

 これは時として、風向きに対して正直に流される方向ではなく、途中で偏流のような形で自分の行きたい場所に向かって流していくということもあります。

 この、流していくイメージというのは、例えば尾根先でそこそこのサーマルに当たった後、そのままうまく尾根上に向かって流していき、山頂まで上げていって、更に次の強いサーマルに乗って行くという感じであったり、リッジを取りながら徐々に高度を上げていき、尾根先や山頂、リーサイドのサーマルがある場所まで上手く流していって、より強いサーマルを引っ掛ける、もしくは、その上げていったサーマルがより強くなるのを目指すといった感じです。

 これは、上記のように一つのサーマルでも強く育つこともありますが、別のサーマルと合体して、より強くなるということも少なくありません。よって、「二段階上げ。」というイメージもできるかもしれません。

 ただ、この二段階上げ、サーマルポイントやサーマルトリガーについてしっかりした知識や考察力を持っていなければ、残念ながら上手くいきません。あまりわからないままやってしまうと、ただ単に前記のように、フォロー側に流しすぎて、サーマルを外すということになりかねません。

 基本的には、まず、一つのサーマルでしっかり上げるということを会得してから、この二段階上げについて修行していくというのがいいと思います。

 そこで、その一つのサーマルでしっかり上げるコツを、今日はちょっと書いておきたいと思います。

 以前もこのブログで書いていると思うのですが、ソアリングの時に、人はソアリングに慣れていない程、「高い所でバンクをかけ、低い所でバンクをフラットにする。」という傾向があると思います。

 それは、山肌などに接触したくないがゆえに、山肌から遠く離れた所でフラットに回ってリスクを回避し、高度に余裕が出てくるに従って、山にぶつかるリスクが少なくなるのでバンクをかけていく。ということが理由だと思います。

 しかしこれは、コアでしっかり上げていくというコンセプトで考えると、逆なのです。

 渋目の低い位置では、少しバンクをかけ小さく回ることで、コアから外れたり流されたりすることを防ぎ、高度が上がってサーマルが強く、しっかりしてきたら、バンクを緩めてコアの縁を回るような感じで、より上昇の効率を上げていくというのがいいのです。

 よって、しっかりコアを引っ掛けて上げていくためには、「山肌などでぶつかる事のないように、自分の思った通りのスピードやバンク角、旋回半径で、自在に旋回する能力を会得する。」事が、必須なのです。山肌で自在にコントロール出来れば、もちろんトップアウトしてからのバンクのコントロールも自由自在です。

 ソアリングをしている方を見ていると、特にサーマルが弱いことの多い、低い位置でまったりと回ってしまっている方がフォロー側に向いた時に風に大きく流され、再度アゲインスト側に向いた時に、最初に回っていた位置まで戻ることなく、そのまま再び回していって結果コアから外れたフォロー側で回してしまって、サーマルを逃している方が少なくないように思います。

 結構しっかり回っているつもりでも、実は自分が思っているほど、小さく回れていないことも多いかもしれません。GPSのトラックログや、誰かに自分のソアリングを動画で撮ってもらって、一度どれくらいの半径で回っているかを、チェックしてみるというのもいいかもしれません。

 そして、自在に旋回がコントロールできるようになれば、サーマルに乗って流して、必殺の二段階上げを狙うことも、さして難しくはなくなります。

 合わせて、良いサーマルはドリフト具合が少ない。(おったっている。)弱いサーマルや使えないサーマルに限って、流され度はでかいということも、認識しておくと良いのではないかと、そう思う次第です。



クリックお願いします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


アウトドア用品 夏グッズ
関連記事

更新の励みになります。
クリックで応援、お願いします。











  1. 2013/07/19(金) 23:40:05|
  2. パラグライダー講座|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://onitobi.blog20.fc2.com/tb.php/1623-7b63288b