鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

アーベント条件にみるソアリング技術の差

 日曜の亀岡エリアは、16時過ぎにもかかわらず1900m程上がった人もいたというような、超良好アーベントコンディションになりました。そんな中、ソアリング技術の差が如実にでていて、少し思ったことがありましたので、今日はそれについて書きたいと思います。



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 基本的にアーベントコンディションの時は、誰でも穏やかに、ずーっと飛べるというのがパターンですが、そんな中でも、高く上がっている人がいたり、低い所を磨きまくる人がいたりということも多いものです。

 「なんでや、なんで俺だけは上がっていけへんのや???」と悔しい思いをしている方もいらっしゃるかと思いますが、それはやはり、ソアリング技術が残念ながらまだ未熟であるからというのが大きな要因ではないかと思います。

 極上アーベントのこの日の亀岡は、若干北から北西成分の風が入っている状態で、また、テイクオフ近辺の空域はそこそこ風があり、そこに時にサーマル(風の強弱によるミニコンバージェンスだったかもしれませんが・・・。)が交じるという条件でした。

 ソアリングに慣れた人達は、強いリフトに当たった時に適切な旋回で回し始め、徐々により強いコアへと旋回を移動させつつ、綺麗にコアを取り切って高い位置へとグライダーを進めていきました。

 が、慣れていない方は、サーマルに当たった瞬間、すぐに回してフォロー側に大きく流され、アゲインスト側に向いた際にその流された分をアゲインスト方向に戻すことなく、またすぐに2周目の旋回に入ってどんどん流されて、ショボイ上がりの場所で旋回していたり、また、流され過ぎて残念なことにサーマルを外していました。

 そして、サーマルを外した後も、何故か周囲を見ていないのか、自分のアゲインスト方向の遥か低い位置で良いサーマルを当てている人がいるのにもかかわらず、そこに合流することもなく、あらぬ方向に迷走したり、また、フガフガとアゲインスト方向に向かって、良いサーマルの手前にある、ショボイサーマルで回したりしていらっしゃいました。

 これでは、残念ながら、いつまでも高い位置に行くことはできません。

 まず、「アーベントであっても、リフトには強い所と弱い所がある。」そして、ほぼ同じ意味になりますが、「アーベントであっても、リフトが強いタイミングと弱いタイミングがある。」ということを頭に入れて置かなければなりません。

 強いリフトでは、強いなりの旋回をしなければ大きく流されますし、また、だからといって弱い所でバンクをかけて旋回しても、それでは効率良く上がりません。リフトが強いタイミングでは、流された分を取り戻すには、よりアゲインスト側にグライダーを持って行かないと元の位置には戻れないでしょうし、弱いタイミングで動きまくっても、下がるだけでいいことはないように思います。

 アーベントであっても、いつものサーマルコンディションの時と、やることは基本的に同じなのです。

 まずはしっかり、風向きを認識しておき、サーマルの流される方向を予測しておきます。ただ、このブログでも何度も書いているように、強いサーマルは、地面に対して30度などといったような、強烈に流されるようなことは、ほとんどありません。少なくても45度以上、大概はほぼおっ立っていると考えても大丈夫です。

 よって、最初に回ったところから、2周目に入った時に大きく位置がフォロー側に行っているような時は、風が強いのでもなんでもなく、自分自身の旋回がでかすぎたか、フォロー側でバンクが戻ったりして鬼のように流されてしまったと思っていいと思います。(これも書き方が違うだけで、結局旋回がデカイのと同じ事ですが・・・。)

 ソアリングの方法には、サーマルに当たったと思ったらとりあえずすぐに穏やかに回してみて、徐々にコア側に旋回を寄せていくという方法と、サーマルに当たったと思ってもすぐに回さず、コアがあるであろう方向に更に引っ張っていって、ガツンときた所のちょい先で、「とりゃっ!」と小さめに回して、最初の方からコアに食い込ませるパターンがあります。

 先に書いたすぐに回す方法は、サーマルの読みがかなり出来るエキスパート系の人にはさほど難しくないと思いますが、初中級者の方だと、回しているうちに流されてしまい、結局どこがサーマルだったかすらわからなくなってしまうことも多いかと思います。

 そこで初中級者の方は大抵、「サーマルに当たったなと思っても、すぐに回さず、バリオがいい感じでピコピコ鳴った時点で、適切に回す。」というようなことをアドバイスされると思うのですが、この適切というのが中々分からないから、難しいのだと思います。

 で、お勧めするのは、「バリオが鳴り始めても、2秒とか、3秒とか、短いスパンで回し始めるのではなく、むしろ5秒とか6秒とかそれ以上とか、もしかしてコアを抜けかけてるんじゃなかろうかというところから回してみる。」ということと、それをした時は、「自分が思っているよりも、ちょっとだけ小さく回る。つまり、そこそこバンクをかけて回ってみる。」という事です。

 初中級者の方は、サーマルに当たると逃したくないと思いすぎて、概して早く回し過ぎなような気がします。そして、まだ強くない場所で回しているがゆえに、バンクをかける必要性もなくフラットな旋回になりがちで、故にフォロー側に向いた時に大きく流され、アゲインスト側に向くために苦労することになり、結果コアにあたることなく2周目に入るように思います。

 そこで、サーマルにあたってもすぐに回さず、最初からコアに乗って行き、コアの中ではピッチアップして回すのが難しいので、少し過ぎた感じの回しやすい所で、ちょっとだけ小さく回ることで、流されすぎず旋回し、2周目以降でよりコアに寄っていくようにするというのを狙うために、上記のような提案をしてみたのです。

 結局、すぐに回さないと取りきれないようなサーマルは、上級者であってもうまく上げられないサーマルだったりするので、ソアリングに慣れてないうちは、自分でも十分に回せる大きさを持ったサーマルを最初から狙っていくというコンセプトでいく訳です。

 よって、それをよりうまく実践するためには、周りをよく見て、低い位置からガツンと上がっている人をできるだけ早く見つけることが重要になるのです。
 
 下から上がってくる人を見ていれば、どれくらいの旋回半径で回ればいいか?、という事はサーマルがどれくらいの大きさなのか?、そして、どれくらいサーマルが流されているか?が、思いっきり目に見えて分かるので、自分でサーマルに入って自分で調べたり考えたりする必要がないからです。

 よってそこそこ上がっている場合は、変に自分で動くくらいであれば、キープできる所で周りを良く見ながら、下にいる人が上がるかどうか注視している方がいい場合もあったりするくらいです。

 という事で、長々書いて来ましたが、アーベントであっても、サーマルはやっぱりサーマルという事で、やることはいつものソアリングと同じです。ソアリングについてはこのブログでも、今回と同じようなことも、もう何度も何度も書いたりしていますので、よろしければこのブログ右カラムにある「ブログ内検索」で「ソアリング」などと打ち込んで、読んでみて下さい。 

 ちなみにアーベントの時のどでかいリフト。フラットな旋回をして流されすぎるくらいなら、若干タイトな180度旋回、つまり8の字飛行を繰り返して上げていくという技もあったりします。一時期リッジバカと化していた時があり、その時に考えた技なのですが、結局は上手に旋回する人には負けるんですけどね。(あかんがな。)

 という事で、のんびり飛べるアーベントでも、修行しようと思うとなんぼでも出来るものです。やっぱパラグライダー、奥が深いなあ・・・。ああ、俺、最近全然修行してへんなあ・・・。メッチャヘボくなってるんやろなあ・・・。



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  1. 2013/05/12(日) 22:35:38|
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