鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

初中級パラ講座 第11回 「ソアリングに際して 必要なコントロール技術 その2」

 相変わらず遅々として進まないこの初中級パラ講座、ソアリングに際して必要なコントロール技術その2の今回は、降下手段について書いていこうと思います。


クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


 ギンギンにサーマルが出ている時や、吸い上げが強い時には、中々降りられない時があったりします。また、条件の急変などで、至急降下しないといけないというシーンもあります。

 本来、緊急に降下しないといけないような条件の時は、事前にそれをいち早く察知し、そうなる前にランディングしておくというのが、あるべき正しいパイロットの姿である訳ですが、そんな万が一の時の為や、前述のような、降りたい時に早めに降りる事ができる為にも、降下手段を会得しておくことは重要です。

○両翼端折り

 パラグライダーでは一番一般的といえる降下手段がこの両翼端折りです。パラグライダーの両端を折ることにより翼面積を小さくすることで沈下を増やしていく降下手段です。ハードな上昇風の中では、あまり下がっていかないというデメリットもありますが、初心者にも比較的簡単に行え、リスクが比較的少ない方法ですので、必ず会得しておくようにしましょう。

 練習は、穏やかなコンディションで、アゲインスト方向にグライダーを向け行います。最近は翼端降りライザーや、翼端折りテープなどがついているグライダーも多いようですが、それがついている場合は、それをゆっくり、下方に向けて力を加えながら引いていきます。

 翼端折りライザーなどがない場合は、Aライザーの一番翼端側(外側)に付いているラインを一本、できるだけ手を伸ばし、指2~3本を引っ掛け、少し外側にテンションをかけた後、手を内側にねじり込むようにしながら、下方に引いていくと、比較的楽に折ることができます。

 最初のうちはかなり重いこともありますが、翼端が折れ始めると、さほど力も必要なくなり、そのまま保持することが可能です。どんどん引っ張っていくとより多く翼が折れ、沈下も増えますが、その分リスクも増えていきますので折りすぎには注意します。

 なお、戻す時はゆっくりと元の位置に戻していきます。翼端の折れが戻らない時は、軽くポンピングをして戻します。

 ポンピングの方法ですが、ブレークコードをゆっくりと、比較的大きなストロークで両方同じように何度か引いたり戻したりします。たまに短いストロークや、非常に早いスピードで引く方もいらっしゃいますが、これでは効果的なポンピングにはなりませんので、スピードはゆっくりで、大きなストロークを心がけるようにして下さい。

 この両翼端折りに、アクセルを使用したり、軽くローリングを加える事で更に沈下を増やすという方法もありますが、場合によってはリスクが増大することもありますので注意します。


○Bストール
 
 Bストールは、最近のグライダーでは比較的行い易くリスクも軽減されている上、翼端折り以上の沈下を得られるとして、最近では有効な降下手段として利用されているようです。

 練習は、静穏な大気中において十分な高度を保持した上で行います。Bライザーの上部、出来ればラピッドリングあたりまで手で包み込むようにして握り、自己の体重をかけていくような形で、大きな力をゆっくりとかけつつライザーを下に引いていきます。

 最初はかなり重いですが、ある所でズズッとライザーが下がり始め、グライダー中央部が変形すると共に、結構なスピードで沈下していきます。一度引けてしまうと保持する力はあまりいらなくなりますので、沈下を維持するにはそのままホールドし、元に戻したい時はゆっくりとライザーを元の位置に戻していきます。

 なお、コンペ機系の2本・3本ライザーのものでは、Bストールをするとグライダー挙動が非常に不安定になったり、ディープストールに入るものもあると聞いたことがありますので、メーカーなどで情報を得た上で行うことをおすすめします。ただ、レクリエーショナルグライダーにおいては、そのようなことが起こることはありませんので、心配は無用です。

 昔はかなり重かったので、女性などは行うのが難しいというのがBストールだったのですが、最近はグライダーの進化もあり、女性でも比較的楽に行うことができるようになってきているようです。


○スパイラル

 以前は有効な降下手段として利用されていましたが、最近では、習得が非常に難しいことや、実際にハードな上昇風帯で使用すると、激しい旋回によるブラックアウト(意識消失)や、 回復が非常に困難になる場合もあるといったリスク上の理由から、あまり推奨されていないようです。

 ただ、ソアリングの際の旋回テクニックとしても、激しいバンクの旋回を自己でコントロールできる技術は非常に大切であると思いますので、スパイラルを習得することは大変有益であると個人的には思います。

 なお前述のように、スパイラル習得には、大きなリスクも伴いますので、マヌーバースクールや、高い技術や誘導能力を有したインストラクターの指導の元でしか行わないようにすることが重要です。



 以上、3つの降下手段について書いて来ましたが、通常のフライトでは出来る限り、このような降下手段を使用しないで良いように、条件読みやフライト開始時間、フライト時間のコントロールなどを行うことが、重要であると思います。

 ただ、パラグライダー技術として、降下手段の習得は必須ですから、積極的に練習して、体で覚えられるレベルまで習得しておくことが必要かと思います。

 


クリックお願いします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


関連記事

更新の励みになります。
クリックで応援、お願いします。











  1. 2013/03/15(金) 21:20:16|
  2. 初中級パラ講座|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://onitobi.blog20.fc2.com/tb.php/1548-ffe5e408