鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

オレたちの深夜特急 インド編  ヴァラナシ3日目

 9時頃に目を覚まし、部屋の外に出ると、安宿の敷地内は大変なことになっていた。


一日一回のクリック
どうかよろしくお願い致します。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


 どこもかしこも、色々な色彩の色粉がぶちまけられて、ド派手な色と化していたのである。

 これは、ホーリーのお祭りの一つのイベントである、バケツに入った色粉水を、柄杓で人にぶちまける、水鉄砲に入れて撃つ、水風船に仕込んでぶつける、投下する。といった、非常に独特な儀式のせいだ。

 酷いのになると、色粉をそのまま手に持って、それを人の顔に塗りたくったりしてくる。

 このイベントは、時としてエキサイトしたインド人が、乱闘や暴行を行うこともあるということで、目立つ外国人が、そのターゲットになることもあるという。そんな訳でこの日は、危険を避けるために、宿の外に出ることを出来る限り自粛するよう、強く宿のスタッフから諭されていた。特に夜はヤバイから絶対に出るなと、そう彼らは強く僕らに言っていた。

 そこで、宿の中で、その乱痴気騒ぎを外と同じように繰り広げていたのだった。

 僕も早速参加した。色粉や水風船を掴んで気勢を上げ、宿にいた仲間たちを次々に襲っていった。そして、勿論のこと逆襲された。

 僕らは、かけまくり、かけられまくりで最後にはなにがなんだかわからないくらい全身をひどい色に覆われたのだった。




IMG_0051_20130222194145.jpg
色粉を身にまとう!?筆者

ちなみに顔面は、一部処理して黒くなっていますが
全てシルバーです。





 2~30人の変な色になった僕たちは、戦いが終了した後、宿の下にあったレストランでチャイをすすった後、各々記念撮影をして、シャワーでは、何分かけても落ちそうにない色粉を落としに行こうと、全員でガンガーに沐浴?に行くことにした。

 ガンガーは聖なる川と言われていて、インドの人達は口に含んだりしているのだが、実はその同じ水で炊事や洗濯をしていたり、自然の水洗トイレとして使っていたりもしているために、川の水決して美しいとはいえない。

 いやむしろ、川底は得体のしれないヘドロ的なものがネチョっと足に触れたりするくらいの、キチャナイ水とも言えた。

 そんな汚れた水では、結膜炎や中耳炎になるのは必至ではないかとそう思ったりもしたが、もう気にしない事にして、僕は石鹸を片手にガンガーに浸かり、ガシガシと体を洗った。

 そして、洗い終えた後、ガンガーを泳ぎまくった。結膜炎をもろともせず、顔をつけて目を開け、聖なる濁った水をしっかり目に焼き付けながらクロールをし、得意の平泳ぎでは、川の中程辺りまで泳いで行ったりした。

 存分にガンガー水泳を楽しんだ後、改めてシャワーで体を洗い、色粉まみれになった服などを洗濯して、しばらくのんびりした。

 そこら辺にいた数人で昼飯を食べに行き、ホーリーのためか満員の店で1時間ほど待たされて昼を食べ、その後プジャゲストハウスにいた友達のところに行った。

 ここには、気のいいガテン系の兄ちゃんと、その彼女ですこぶる可愛い女の子がいた。僕はこの二人とすごく気があって、ヴァラナシでは毎日のようになんだかんだ話したりしていたのだった。
 
 女の子の方はその可愛さ故、日本に戻ってから旅行雑誌でインドバックパッカーの女子アイドル的な形で取材や連載などをしているくらいだったらしいのだが、その時の僕はそんなことはまだ知らず、可愛いのにもかかわらず、男っぽいシャキシャキした性格が気に入っていた。また兄ちゃんの方も、ガテン系らしいサバサバして気のいい男で、これまた話していて心地良かった。

 僕はその時の怪しい風貌や、おっさん然とした雰囲気から、二人に「組長」と呼ばれていたのだが、時に二人がいたプジャに遊びに行っては、アホな話しをして過ごしていたのだった。

 昼が遅かったのもあって、宿に戻るともう晩飯の時間になっていた。モナリザという店に晩飯を食べに行くが、ここもホーリーで満員で、昼と同じく1時間くらい待たされてやっとターリー(カレー定食)にありついた。

 ただ、ヴァラナシの飯屋はターリーなのにおかわりできない店が多かった。普通は無料でおかわりが出来るのだが、この店もそのおかわりできない店の一つで、僕は「味はまずまずやからええのやけど、おかわりもさせてくれよ。それでなくても今日は1時間も待たされてんのに・・・。」等と思ったのだった。

 宿に戻って、いつものように葉っぱタイムがやってきた。この日は同室の美術大生 スタチューと(彫刻を勉強しているという彼のことを僕はスタチューと名付けた。)、ちっちゃい姉ちゃん、そして僕の三人で吸いまくった。

 そして吸わないお嬢さん二人も加わって馬鹿話をした。

 この日はスタチューのシタールが、疲れているせいであまり唸らず、僕らはアホな話しをしまくって、お嬢さん達を笑かしまくった。そのお嬢さん達が部屋に帰った後、ラリった人達は歌合戦を始めたのだった。

 ガッチャマン・和田アキ子・仮面ライダー・タイガーマスクなどを、皆で歌いまくり、ちっちゃい姉ちゃんは器用に矢野顕子を歌ったりしたし、皆それぞれ得意の歌では、他の者を笑かしに入ったので、僕らは笑いまくりもした。

 そして、僕らは歌い疲れ、それぞれの部屋へと戻っていった。

 「それにしてもあまりにも毎日吸い過ぎだな。ちょっとやばいぞ。」酩酊した頭の奥で少しそう思いながら、僕は深い眠りに落ちていったのだった。

 つづく


 この記事は、リンクコラム形式になっており、記事中にも出てくる熊猫師(師)のブログ、「BBB」Baseball馬鹿 Blogでは、同時期における、彼の視点から見たアジア旅行について書いています。(アジア旅行編第一便は既に完結。現在は第2便が進行中。)楽しんで頂けるかと思いますので、

↓ こちらをクリックして頂いて、
「BBB」 オレたちの深夜特急シリーズ
是非ご覧下さい。

 ※このアジア旅行は1996年から1997年にかけてしたものです。現在の各地の現状とは大きく違うと考えられますので、旅行者の方の情報源とは成り得ないと思います。ご注意下さい。 


怪しい格好しとるなあ、おっさんと思ったら  
クリックお願いします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スカイスポーツへ


深夜特急 深夜特急ノート



 
関連記事

更新の励みになります。
クリックで応援、お願いします。











  1. 2013/02/08(金) 21:38:35|
  2. 俺たちの「深夜特急」|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:2

  

コメント

師よ。

ヴァラナシ、満喫してるな。
ホーリーの写真も素晴らしいよ。
どっから見ても沈没系バックパッカーだな。

長く居れば居るほどに偉いとされるバックパッカーだが、この姿はもう、「ただもんではない」と思わせるに相応しい風貌だな。

髪が葉っぱ臭そうだし。

  1. 2013/02/23(土) 00:34:32 |
  2. URL |
  3. 熊猫 #-
  4. [ 編集]

キテるでしょ

 自分でいま見ても、「すこぶるヤバイ奴。」に見えるもんなあ。

 しかし、どんだけバックパッカー然とした格好してるのかと・・・。

 まあこの時は、もう捨てようと思って寝るときくらいしか着てなかった白Tシャツと、タイで買ってあまりにもバックパッカー然としてるから履いてなかったパンツを履いてるから、余計そんな風に見えてんだけど・・・。

 絵に描いたようなバックパッカースタイルは、あからさますぎて好きじゃなかったんで、出来るだけこましな格好にとは思ってたんだけど、今当時の俺の写真を見ると、やっぱどっから見てもバックパッカーでしかないんだよなあ・・・。

 なお、後の俺深では、更にヤバゲなクルタパジャマ姿の写真もアップする予定なんでお楽しみに。

  1. 2013/02/24(日) 17:58:50 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://onitobi.blog20.fc2.com/tb.php/1541-9a60b689

オレたちの「深夜特急」〜マレーシア編 ペナンからバンコクへ〜 第2便最終回

またあの激しいぎらついた街に戻るのかと思って少しうんざりした。 バンコクか。 ミャンマーかバングラか。 それともいきなりインドか。 それは、バンコクでゆっくり考えよう。 ...
  1. 2013/03/27(水) 18:36:28 |
  2. 「BBB」