鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

亀岡 三郎ケ岳エリアの飛び方 その弐

今回は、亀岡 三郎ヶ岳エリアのテイクオフ・ランディングの特徴などについて書いていきたいと思います。



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  ○テイクオフ

 西向きのテイクオフ(正確にいうと西南西)です。少しずらせば4機位ひける程度の、そんなに広くはないテイクオフですが、目の前が大きく開けており、また、助走する斜面の斜度が緩やかなため、プレッシャーは少ないです。

 テイクオフする西方向以外は、周囲を比較的高い木が覆っており、南や北ベースである本流がサイドからの巻き込みとなることで、西風正面のように勘違いしてしまうことがあるので注意が必要です。なお、西方向からしっかりブローが上がり、南や北ベースが本流の風であっても、テイクオフが正面の西風になる事も多いです。このあたりはブロー混じりの波のある風なのかといったことや、雲の流れ方などを観察することで判断できるかと思います。

 また、テイクオフ後方には三郎ケ岳山頂が控えています。時にフォローである東風成分の風をブロックして、一見強い東成分が入っていないように思わせたり、ローターやサイドローターで前から入って正面風だと錯覚するようなこともありますので、ランディング近辺などで東成分の風が吹いているような時には、十分な注意が必要です。

 立ち上げから助走、テイクオフまでのやり方のお勧めは、前記の通りテイクオフ斜度が緩やかなことから、比較的早めにしっかり頭上まで立ち上げ、その後助走スピードをしっかり上げていくという方法をお勧めします。

 ただ、斜面が緩やかだからと最初から凄まじいスピードで助走して失敗するとスタ沈しますので、一度ぐいっと加速してグライダーを頭上まで上げてから、加速を緩めてブレークであまり押さえなくても頭上で安定した状態をキープしつつ、必要以上にグライダースピードを落とすことなく加速していくのがベストかと思います。

 なお、前回の記事でも書きましたが、テイクオフに真正面から風が入ってくることがあまり無い事や、斜度が緩やかなことで斜面の吹き上がりを感じることが少なく、風が強いと思わない事が多いように思います。が、キャノピーが立ち上がる高さ位では、結構しっかりとした風が吹いていることもありますので、高さによる風の違いにも留意しておいた方がいいと思います。

テイクオフした後ですが、テイクオフ前は前述の通り、サイドローターなどの可能性がある場合は気流が乱れている可能性もありますので注意が必要です。ただ、余程サイドの風などでない限り、テイクオフ近辺の地形による局地的風の吹き方からいって大きく荒れることはありませんので、山から少し離れれば問題は無くなります。

 なお、テイクオフ前は斜面で風を受ける面が少ないこともあって、リッジソアリングができるような条件になることはあまりありません。斜面上昇風ももちろんありますが、テイクオフ近辺でのリフトは、サーマルメインにリッジがプラスされている程度であると考えて、必要以上に斜面に寄ってソアリングしないことをお勧めします。(※ブロー系なのが分かっていながらも、敢えてリッジっぽく飛ぶという中上級者好みの技もありますが、十分に分かっていてやらないと効果がないので、この文の意味がわからない方はやめておかれた方がよろしいかと思います。)

 このエリアのサーマルのポイントについては、2回と書いておきながら、無駄に長文過ぎて3回目になってしまう次回にお送りする「移動の仕方」において、書きたいと思います。


 ○ランディング

 南北に長く、東西の真ん中くらいにトタン屋根の倉庫があり、少し高い東側と、低い西側に分断された形で2つに区切られた、若干プレッシャーのかかるランディングとなっています。しかし、ちょっとしたコツさえ分かってしまえば、見た目程難しいランディングではないと個人的には思います。

 というのも前記した通り、本流の吹き方として西風になることが少なく、南ベースか来たベースの風が吹くことが多い為、長くファイナルアプローチを取れる南か北からアプローチに入ることがほとんどだからです。ただ、西や東から入らなければいけない場合は、偏流飛行で南北方向からのアプローチでファイナルの長さを取りつつ、ラストで東西いずれかの正面風に向けていくという、少々難しいテクニックが必要となります。

 なお、どちらかというと、ビニールハウスや倉庫などの障害物のプレッシャーに心奪われるより、ランディング周辺が見た目や思っている以上に大きな起伏があることによる風の吹き方と、サーマル条件の際に、ランディング近辺から発生するブローによるリスクの増大について、事前にしっかりと確認、認識しておくことが、ここのランディングに安全に降りられる条件になるかと思います。

 まず、ランディング東側は山側となり高くなっており、西側は田んぼや池へと続くため、かなり低くなっていることに留意する必要があります。その差は数十センチなどというものではなく、数メートルにもなろうかというものです。

 ランディング南側は、ランディングのすぐ横にゴボッとえぐれた水路があり、また元の高さに戻ってその先は徐々に低くなっていくという地形になっています。更に遠くは低くなっておりその場所は田んぼになっています。

 また、ランディング南東方向には小高い丘があり、その先は徐々に山の方へと向かって高くなっています。

 ランディング南西側は、ランディングの高さより低くなっていき、先は田んぼと池になっていて、更に離れたところには山(呉弥山)があります。

 ランディング北側には、少し低くなったエリア駐車場とクラブハウス、そして、そこそこ高い木が生えた林があり、ランディング北西側には深く低くなった田んぼと、その先に山があります。

 これだけ見ても中々複雑な起伏の中に、ランディングがある事が分かって頂けたかと思います。

 やる可能性が高いアプローチである、ランディング北西側からアプローチ(南風ベースでのアプローチ)をする場合は、南東側の小高い丘からの吹き降ろし成分と、ランディング手前の駐車場の低さ、更にその手前の田んぼの思った以上の低さを考慮に入れ、ショートする可能性が高いことを念頭に置いておく必要があります。また、その際の風が結構しっかりした南東風の場合は、山から下ろしてくる風=下降気流気味であることも考慮する必要があります。

 一方これまたやる可能性が非常に高い、ランディング北側もしくは北東側からアプローチする際(南風・南西風のアプローチ)には、ランディング向こうから吹き上がる風や、ランディング自体から上がるリフトによる、ロングや、グライダーの揺れに注意をする必要があります。

 また、ランディング南側からアプローチ(北風ベースのアプローチ)をする際には、ランディング北側や北西側の山からの吹き降ろしによる沈下や、ランディング手前のえぐれた水路による沈下、また、北側からの風にあまりリフトが絡まないこと=下降気流気味であることなどに留意する必要があります。

 なお、これらはランディング近辺を少し歩いたりしてその地形的なものを確認し、アプローチのシミュレーションができればさして難しいことではないと思いますし、本来、初心者であっても風待ちとか時間がある時に、そういった地形的なものをしっかりと自身の足で確認しておくということは、僕は必要だと思っています。

 あと、このエリアでは、ランディング自体及び、ランディング近辺がサーマルトリガーになるようなことも少なくありませんので、サーマルがガンガン上がっているようなタイミングでは無理に降りずに穏やかに回したりしてソアリングする体にしておいて、渋くなったタイミングを見計らって降ろすということも重要かと思います。

 中々降りられない時は、「こりゃエアタイムが稼げてラッキー!」位に思って再度上げなおし、自然に下がってきた時に下ろしていく位が丁度いいように思います。
 
 という事で、これらの事が頭に入っていれば、特に大きなリスクを背負うこともなく、安全にテイクオフ・ランディングができるかと思います。

 また、パラパークランディングについては、「ランディングの真ん中にビニールハウスや農機具小屋がある。」とは考えず、最初から「ビニールハウスと農機具小屋の東側がランディング。」と考え、西側については「緊急時に使う場所。」と認識しておくというのも非常に良いと思います。

 という事で、異常に長くなってしまって二回で終わりませんでしたので、三郎ヶ岳エリアでの移動の仕方については、次回三回目で書きたいと思います。

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  1. 2012/03/15(木) 22:53:16|
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