鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

コンペグライダー考

 先日、ベテランエキスパートパイロットの方とコンペ機について話しをする機会がありました。



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 その方は学生時代から長い間パラをやっていて、昔のコンペ機から乗ってきた方なのですが、お互いが話していて共通した点は、「昔のコンペ機の危なさから言えば、2ライナーの危なさはそこまでではないのではなかろうか?」ということでした。

 まあ、二人共2ライナーに乗ったことが無いので、この発言は全く根拠はないのですが、2ライナーに乗っている方と話しをしても、3ライナーコンペから劇的に危なくなったとは思わないということでしたので、満更嘘でもないのではと思っています。

 で、更に話しを進め、そもそも、今のグライダーの安全性が高く、万が一のことが非常に起こりづらいので、いざという時に対処が出来なかったり、対処するすべを知らないことに、大きな問題があるのではなかろうかという点で一致を見たのでした。

 昔のグライダーは、コンペ機はもちろんの事、DHV2クラスや、果てはファーストグライダーでも、時に操作を間違えると、ストールしたり、フラットスピンしたりするものでした。よってパイロットは常に、それらの万が一に備え、考えつつ、フライトをしていたものです。

 なお、当時のコンペ機については、荒れている時などについては、常に気を張って乗っていないと何が起こるか分からないということがあり、はっと気づくと、キャノピーが自分の目の前より下にあるというような、いわゆるタッキング(ごっついピッチング)とか、調子に乗ってサーマル中で低速で回していたら、ぐしゃっと潰れてストールし、グルグル回りながら落ちるとか、そんなことも時としてあったものでした。

 今、ピッチング回避の方法として、テンポというのがありますが、当時コンペ機に乗っていて、タッキングが起こった時とかは、これと同じような感じで、「うりゃーーー!!」と気合を入れて、腰のあたりまでガビッとブレークを引くといった事を僕も誰に教わるでなしに、反射的にやっていた記憶があります。

 こういうのは、昔からそれなりに、コンペ機を乗り継いできた蓄積であると思いますし、この経験の貯金は、今でも万が一の時の危険回避に非常に役立っていると思います。古くから、長くやっているからいいんだという自慢等では全くなく、そういった経験の蓄積、つまり本来よろしくないことですが、自然なマヌーバー体験があったという事実の分析です。

 グライダーは現在非常に安全になっています。その事自体は非常に良いと思うのですが、万が一や天候激変時の荒れなどにおいてのグライダーの潰れや挙動に、今のフライヤーの方について、対応する能力や意識が若干低くなっているのではなかろうかと、そんな風に思いますねと、そのベテランパイロットの方との結論になった訳です。

 グライダーが安全であるがゆえに、マヌーバーの必要性を感じないということももちろんあると思いますし、その意識を持つことが中々難しい部分もあるかと思います。しかし、グライダーが安全になったとしても、いざという時の危険度については、今も昔もさほど変わらないと、そう僕自身は思っていますので、どれだけグライダーが進化しても、マヌーバーの練習や、意のままに自分のグライダーをコントロールする技術というのは常に必要だと思う次第です。

 この事については、フライヤーにはわかりづらいかもしれないので、もっとスクールやベテランが、マヌーバーやグラハン、グライダーコントロールの練習の必要性について、啓蒙する必要があるのかもしれません。

 なんにせよ、LTF2とか、2-3に乗りたいという方については、特に非常に重要なことだと僕自身は思います。まあ、昔も今も、2-3やコンペ機に乗りたいという人で、「いやいや、あなたまだ百万年早いでしょ。」という人は少なくない訳ですけれど・・・。

 とかそんな偉そうに言っている自分も、最初高性能機に乗り始めた頃は、今思えばよくぞ死ななかったと思う程、ヘボく、何も分かっていない状態で乗っていた訳ですが・・・。当時の僕は、多分300万年は乗るのが早かったであろうとそう思う次第です。って事でその頃は、お恥ずかしい話ですが、なんぼもなんぼも落ちそうになったり、実際時に落ちたりしていたのでした。

 幸い自分はでかい怪我をしていないので良かったのですが、ああいう状況で高性能機に乗ったら、怪我必死という感じなので、今から若干チャレンジ風な感じで高性能機に乗ろうとしている方、そしていま現在高性能機に乗っているけれども、もひとつええ感じで乗れてないとか、なんか怖いとか言う方については、今一度、マヌーバーや、グラハン、コントロール技術について磨きをかけられる時ではなかろうかと、何度もこのブログで同じようなことを書きつつも、老婆心ながら再度考えられることをお勧めする次第です。

 まあ、そもそもコンペ機で大してアクセルも踏まないなら、2-3で80%踏んだ方が速かったりする訳で、そんな事ならコンペ機に乗る意味など何もない訳ですし、なんちゅうても、自分が楽に扱える範囲のグライダーの方が、怖がらずアグレッシブに飛べていいと僕はそう思う次第です。

 この手の話しを書く度に、オーストラリアでこわごわコンペ機に乗って大してアクセルも踏まずにファイナルグライドに入っていた時、自分の遥か下をDHV2グライダーで多分100%アクセルを踏んでいたであろう選手に、ぶち抜かれそうになって、慌ててこわごわアクセルを踏みこんだ事を思い出す、ヘボいおっさんがお送りしました。

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  1. 2011/09/24(土) 21:30:08|
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