エックス・アルプス X-ALPS 2011 

高鬼

 エックスアルプスの季節がまたやってきました。


 今年は深夜の移動が禁止され、必然的に休息を取ることができるルールになったため、今までのような、徹夜や短時間睡眠での深夜の山行といったような、「地獄行脚」といったような様相にはならず、選手にとっては少し負担が軽くなったのではないかと思います。

 確かに今までの24時間動いていていいというルールは、あまりにも肉体的・精神的負担が大きいと思うので、この変更はいいのではないかと個人的には思います。まあ、夜ある程度休息できたからといって、クロスアルプスの鬼のような過酷さは、なんら大きく変わる訳ではないのですから。

 そして、「深夜に歩きまくる。」という作戦が取れないこのルール変更は、エックスアルプス本来の趣旨である「パラグライダーで、ヨーロッパアルプスをクロスカントリーフライトしながら、ゴールに向かう。」という事を、より明確に打ち出すものでもあると思います。という事で今年はより、「いかに飛ぶか」という部分が非常に重要になるかと思いますので、興味深いです。

 そんなエックスアルプスの公式HPはこちらから↓
 http://www.redbullxalps.com/

 なお日本からも、扇澤さんと松原さんの2名の選手が参戦予定です。

 扇澤さんのブログはこちら↓
 オギーのログブック

 松原さんのブログはこちら↓
 男前ネコと空男

 2選手共に現地入りして、現在はトレーニング及びコースの下見などで日々忙しい様子です。

 なお、まっつー。前回納得いかん展開になってしもたから、もしかすると気負ったり、入れ込んだりしてるかもしれんけど、まあ、いつものまっつーらしく、のびのびと淡々と、無理せず明るくレースしてんか。

 ほな、そんな訳で、「頑張ってください。」という言葉は、「そんなもん、言われんでも頑張るがな。」と思ってしまい、好きではない「へんこ」なおっさんなので、お二人には京言葉で「いってきます。」に返す「いってらっしゃい。」の意味の、この言葉をお送りしたいと思います。

  「お早うおかえりやす。」



 ちなみに自分の場合、もし同じエックスアルプスの同じコースをたどったら、初日のザック背負って歩いてテイクオフに上がるというところで棄権すると思います・・・。で、翌日非常に弱いガラスの膝が絶叫を上げ、ツタンカーメンのように上向きになったまま、微動だにせず2,3日、寝たきりになると思う次第です。


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