鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

原子力事故

 そもそも、己で自由にコントロール出来ない危険性の高いエネルギーを、人間が使おうとしたことが、よろしくなかったように思います。そう考えると根本的に、運用の安全性とかそういった問題ではないような気が個人的にはします。



 安全に冷却するまでの期間が、数年とか数十年に渡る燃料なんていうのは、不測の事態が自然界で起こりうると考えれば、リスクが高すぎると思います。

 で、福井にも、近畿圏において万が一の場合に影響があると思われる原発関連施設は多く、その一つに今まで1キロワットも発電していないという、まさに原子力箱物行政の無駄遣いの最たる物と思われる、「高速増殖炉もんじゅ」というのがありまして、2010年に原子炉内にて重さ3.3トンの中継装置がつり上げ作業中に落下する事故があり、24回行われた引き上げ作業は全て失敗しているようです。

 現場は目視で調べることができないようですが、落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器の穴に引っかかっているとみられ、装置が原子炉容器から抜けない状態になっていることが判明。長期にわたり原子炉の運転ができない可能性が出てきたと報道される他、「技術的常識に従えば本格運転も廃炉措置もできない」という主張も出されるなど、事故の収拾の見通しは立っていないようです。

 また、2011年1月28日、落下した装置を引き抜くための追加工事や試験などの復旧作業に約9億4千万円の費用がかかることが判明し、停止中も維持費に1日5500万円の国費がかかると報道されているようです。(以上事故内容についてはウィキペディアより抜粋。)

 これまた、原子力関連施設では考えられないような凡ミスとも言える重大事故が発生しており、プルトニウムを使ったMOX燃料(福島第一原発3号機にも使用。)の冷却の関係などで、止められず、やめられずといった、いかんともしがたい状態になっているんでしょう。

 このもんじゅ、大地震が起こった際に施設が破損することがあったとすれば、冷却材であるナトリウムの漏洩や爆発、そしてMOX燃料のプルトニウム漏れ、放射能汚染などが懸念されるようですが、こういうことも、今までは全くマスコミや、政府から声高に報告されてはいないようです。

 それは、マスコミにとっては電力会社が大きなスポンサーであること、政府にとっては原子力政策を推し進めていかなければいけなかったということ、そして原子力関係者の方にとってはそれが飯の種で、原子力についてのネガティブな問題を公にすることは死活問題であることなどから、そのような情報を流してこなかっただけなのではないかと、そう思う次第です。

 ちなみに、今回の事故で、テレビに出て解説などをしている原子力専門家の方々も、それで商売をしているわけですから、もちろんそれにネガティブなことを言える訳がないだろうと、僕はそんなふうに思っています。

 それにしても、コマーシャルなんかでは、原発は安全で、そして電力コストも安いとさんざん広報していましたが、万が一のトラブルにおいての危険度は、まさに未曽有のものですし、また、上記でも書きましたがトラブルにおいての、破格のリカバリーコストなんかについても、全く考慮されていなかった(考慮したくなかった、確信犯的に考慮していなかった。)のでしょう。
 
 原子力を商売にすると、とても得をする人達が、多分たくさんいたんでしょうね。

 まあ、なんにしても、そういういざという時にコントロールできないようなものは、使わないのがいいだろうと、個人的には強くそう思います。

 今後そういった事についても再検証されていくでしょうが、とりあえず今は、福島での原発事故の被害が、これ以上大きくならないことを切に願う次第です。



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  1. 2011/03/29(火) 23:42:21|
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