鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

京都西山 嵐山登山

 嵐山といえば、京都でも非常に有名な、渡月橋や天龍寺等の観光地を有する場所です。が、この嵐山が、ちゃんと嵐山という山として存在するということは、多くの方は知らないのではないでしょうか。


 僕はなんとなくは知っていたのですが、実際に登ってみたりしたことはありませんでした。という事で、先日ふと思い立ってその嵐山に登ってみることにしたのでした。

 JR京都駅から山陰本線で、嵯峨嵐山駅まで15分程。駅から歩いて天龍寺前を通り、渡月橋を渡ります。さすがは名だたる観光地嵐山、平日というのに結構観光客の方がいらっしゃいます。

 橋を渡って、しばらく行くと登り口があるとネットで調べていたのですが、その登り口が中々わからず一苦労。僕が思っていたところより先にあって戸惑いましたが、若干見落としそうな細い道ながら、入り口には京都一周トレイルの案内板や、ルート案内図などがあり、しっかりと確認しながら歩いていれば通り過ぎることはないでしょう。

 登山道入口の写真を撮っておけば良かったのに忘れてしまいました・・・。
 って事で、地図サイトのマピオンさん   http://www.mapion.co.jp/
より、登山口を示した地図のアドレスを以下に貼っておきます。下記をクリックしてご参照ください。

登山口を示した地図

 縮尺を小さくして頂ければよりわかり易いのですが、嵐山歯科医院がある丁字路を50m程南東に行ったところにあります。なお、丁字路の道端にある柵(ガードレールだったかな・・・)にも非常に小さく、京都一周トレイルの案内板があります。

 さて、この登山口から、いかにも京都西山らしい竹林の中を、山の中へと入っていきます。道は特に迷う要素もなく、いい感じに整備されていて、また分かれ道にはちゃんと標識やトレイルの案内板もあって分かりやすいです。




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綺麗に手入れがされた竹林が広がっていました。






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 しばらく登って行くと、谷を隔てた向こう側に、岩田山にある嵐山モンキーパークが見えてきました。子供が興奮した時のような叫びが聞こえるなと思ってよく耳を澄ますと、猿が鳴いている声のようです




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中央にある茶色い場所が、モンキーパークです。





 道の端には先日降った雪の残りが未だにあり、ちょっと驚きました。下の方ではすっかり雪もなくなっていたのですが、さすが若干登ってきただけのことはあります。

 更に登って行くと、左手前の道に行くと松尾大社方面、左奥及び右の道に行くと松尾山山頂、嵐山山頂方面へと向かう分かれ道にさしかかります。ここは右へと向かいます。




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そこそこ分かりやすい京都一周トレイルコースの案内板






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西山トレイルコース全体を案内する看板もありました。





 案内板の「展望良」という表記がある、開けたところに出ると、眼下に嵐山や京都市街西側の風景が一望できるスポットがありました。かなりいい感じの眺望です。ありがたい事に備え付けのベンチもあったので、ここで昼食を取りました。




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渡月橋や桂川、嵐山と京都市街を一望できます。






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モンキーパークがかなり下に見えます。
結構上がってきました。





 ゆっくりと昼食をとった後、更に嵐山山頂を目指して歩いていきます。しばらく行くと、ほどなく嵐山山頂へと向かう道への分岐に差し掛かります。この先は京都一周トレイルのコースからは外れるため、トレイルコースの案内板はなくなります。




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トレイルコースの案内板はこんな感じで立っています。






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右の嵐山城跡、烏ヶ岳方向へ向かいます。





 なお、嵐山山頂の手前に、嵐山城跡があるということを事前に調べていたのですが、この城跡がメインの登山道から少し上がったところにあり、その分岐にある標識がかなり小さく見落としやすいと書いてあったので、嵐山山頂に近いと思われる場所で注意しながら歩いていると、果たして非常に小さな案内板がありました。




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画面右側に鳥獣保護区と書いた白塗りに黒字の
縦長の標識がありますが、
これが城跡へ行く時の目印になります。

画面真ん中左上あたりの細い木に
非常に小さな木の板に「嵐山 →」と書いた標識があります。
(下記 画像を参照ください。)

標識の示す方向に山を上がっていく道があります。
この画面でいうと真ん中あたりから登っていく道です。
ここを上がると城跡に出ます。






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木の案内板がある下に、白いテープがまいてあります。
なお、標識の文字は、写真が小さすぎてあまり良く分りませんね。
すみません。




 ここを右に登ってすぐのところに、嵐山城跡がありました。

 しまった~~。こっちのほうが断然景色がいいです。昼食はここにすれば良かったとちょっと後悔しました。嵐山、京都市内を一望できたので、色々と写真など撮ってみました。




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嵐山城跡の案内板






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京都市街を一望。
なお、画面右下にある白いのは雪です。





ミニチュア風モードで、写真を撮ってみました。

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更に、比叡山方向に見える白い山を望遠で撮ってみました。

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比叡山の北側にあったので、蓬莱山とかでしょうか・・・。






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更に非常に遠くに、白い山が見えました。
もしかして長野とか岐阜あたりの超高い山か!?
と思いましたが、アホ過ぎな幻想でした。

戻ってカシミールなどで調べてみたところ
やっぱりな伊吹山でした。




 なお、城跡と言ってもここには城があったことが偲ばれるようなものはほとんど残っていません。強いて言うなら若干それらしい石組みがあるくらいです。ただ、城マニアの方が書かれたWEBページを見てみると、そこかしこにそれと偲ばれる石組みや道、堀切や土塁の跡といったものが見れるようです。

 ちなみに、この嵐山城という山城の歴史ですが、ネット上で調べた資料(日本辞典 http://www.nihonjiten.com/data/249832.html)によりますと、『明応6年(西暦1497年)に香西元長によって築かれた。香西元長は山城国下5郡の守護代を務めていたが、永正4年に元長没落と共に炎上して廃城となった。その後、細川晴元が天文8年(西暦1539年)、10年、15年に在城したとの記録もあり、細川氏が嵐山城をしばしば利用していたと考えられている。』とあります。

 その後山頂を目指しますが、それらしい場所に何もなかったので戻ることに。あとで戻って地図などを見てみると、もうちょっと先の方に山頂はあったようです。

 なお、更に先に向かって保津峡の方へ降りていくこともちょっと考えたのですが、地図も持っておらず、また、事前に調べた情報ではかなりハードだということもあったので、今回はやめにしました。

 帰ってから再度ちゃんと調べたところ、道の分岐が非常に多く時として迷いやすく、また保津峡へ降りる道がかなり急峻でハードだという情報が多く、やめておいたのは正解だったようです。ちなみに、数年前に道に迷って立ち往生したパーティーが、日没近くなって救助を要請するという遭難事故もあったらしいです。確かに保津峡近辺の山のおっ立ち方、尋常じゃないですものね。

 ただこのハードなコース、登山道をしっかり下調べして、地図やGPS等も用意して、更にはもっと早い時間に出発して、いずれ挑戦出来ればとそう思ったりもしています。

 そんな訳で今回は、嵐山山頂近辺から戻ったのですが、そのまま元来た道を戻るのも何だと思ったので、松尾大社方面から苔寺(西芳寺)へと降りていく道を行くことにしました。

 この道が思っていたよりも長かったです。尾根筋を歩きに歩いて、時に谷を越え、再び尾根に登りを繰り返し、眺望の開けた所に出てくると、今度は京都の南方向の景色が広がっていました。

 
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遠くに伏見桃山城が見えました。
(画面真ん中あたりの、濃い緑の森の中に
ぽつっとある建物がそうです。)

僕がガキの頃は登れたのですが、
今は耐震工事がなされていないから危険であるという理由で
中に入ることができません。

あと、桃山城といえば、千葉真一の
ジャパンアクションクラブ(JAC)所属俳優で
あった真田広之が、ある映画で
ここ桃山城天守閣から飛び降りたのを、
鳴り物入りで宣伝しまくっていたのを思い出します。

まさに、おっさんの思い出やのぉ・・・。




 更に、進んでいくと、やっと尾根をしっかりと下り始める形になり、下の方には集落が見えてきました。どうやら、苔寺あたりに降りてきたようです。

 沢の音が聞こえ始め、少し急な下りを更に降りていくと、行きと同じく再び竹林の中を進む形になりました。




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 美しく整備された竹林の中を抜けると、家の建ち並ぶ町へと出てきました。予約がないと入れないという苔寺を左に見ながら更に進むと、鈴虫寺(華厳寺)がある場所へ出てきました。

 なお、予約がないと入れない苔寺、写経と説教のオプション付きで拝観料(寺のHPでは冥加料と書いており、拝観料ではなく献金で扱っているようです。)がなんと3000円~のようです。献金扱いにしているのにもかかわらず、3000円~というこの料金設定。

 苔を駄目にしないためや、渋滞、騒音など近隣住民との兼ね合いがあるにしても、まさに、坊○丸儲け、ぼったくりバーさながらの高額セット料金と、潔く拝観料とせず、冥加料などという目くらまし的ネーミングをつけるそのやり口に、京都らしい観光寺の商魂を見たような気がして、寂しく苔寺のホームページを閉じたのでした。

 また、鈴虫寺はその名の通り、年中鈴虫の鳴く声を聞けるというこれまたある意味非常に京都らしい観光寺です。こちらの拝観料は500円で一般的。なお、この寺の近くに非常に謎な「かぐや姫 竹御殿」という、自称竹名人のおっさんが27年にもわたって作ったという、金閣寺を模して作った竹建築物があるようなのですが、こちらは、謎スポット好きの方には興味をひかれる場所かもしれません。

 僕は勿論といいましょうか、どの観光地にも行くこともなく、近くにあった京都バスのバス停からバスに乗り、渡月橋方面へと戻っていくルートを取るバスに、「なんや、こっち側に降りてきたのにまた戻るんかい!」と若干凹みつつ、うちへと帰っていったのでした。

 という事で嵐山登山、非常に景色も良く、道程もそんなにきつくなく、楽しめました。嵐山城からの帰りを、苔寺方面へ向かうのではなく、再び嵐山方面へ降りて嵐山・嵯峨のあたりを散策するというのも面白いかと思いましたし、記事中にも書いたように保津峡方面へと若干ハードなコースを楽しむという選択肢もあるこの嵐山登山、また機会があったら行ってみたいと思った次第です。





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  1. 2011/02/16(水) 00:01:41|
  2. 登山|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

嵐山って地名ではなかったんですね。知りませんでした。
そういった場所があるのであれば一度行ってみるのも良いかもしれません。

  1. 2013/03/31(日) 20:37:40 |
  2. URL |
  3. ikajyu #PcYrEuLI
  4. [ 編集]

嵐山は

 山でもあり、地名でもあります。そして、嵐山駅周辺及び嵯峨野周辺の観光地を大雑把にくくって「嵐山に行ってきた。」などと使う略称にもなっているかと思います。

 渡月橋を南側に渡った、嵐山の麓にあたる地域及び、松尾大社周辺、北側はトロッコ保津峡駅及びJR保津峡辺りまで、嵐山という地名になっているようです。

 自分でもあのあたりの地名について調べたことがなかったので、今回はじめて嵐山と名の付く地名の場所がどこなのかを正確に知りました。

 JR嵯峨嵐山駅や、嵐電嵐山駅は、地名では嵯峨になるんですね。知りませんでした。だから嵯峨嵐山駅なのかと・・・。

 そういうくくりで言えば、阪急嵐山駅が、正に正確に嵐山にあることになるようです。

 大体が京都って、地名とか住所とかがややこしいんですよね。

 番地が順番に規則正しくつけられてなかったり、碁盤の目になっている中心部では、交差点を基準にして、上がる下がると、東入る(ひがしいる)西入るだけで表記して、番地が存在していなかったり、有名無実となっていたり、また住所の読み方がごっつ難しかったりと、配達人泣かせといわれるややこしい地名・住所となっていたりします。

 これも昔、都だったという名残を後年まで脈々と残して置きたがった、京都人のややこしいプライド故なのかもしれません。

 コメントありがとうございました。

  1. 2013/03/31(日) 22:28:44 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

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