鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

オレたちの深夜特急 インド編 「ジャイプルを発つ」

インド有名観光地ジャイプルでの、観光客を狙い撃ちにしようとする連中の独特のインパクトに辟易してしまった僕は、ここを早々に出発しようと思ったのだった。

ただ、連中から逃れたいと思いながら、次の目的地は、ここジャイプルより更にメジャーな超観光地、「アーグラー」だったのだが・・・。



朝、8時半に起床した僕は、少し考えたのち、今日中にここを出発する事に決めた。荷物をまとめ、チェックアウトし、大きな荷物をしばらく預かってくれるようにフロントに頼んだ僕は、街の方へとひたすら歩いて行った。

途中で、サモサと揚げじゃがいもと唐辛子、そしてチャーイを朝食に摂った僕は再び歩き始め、宝石売りなどのうっとうしい連中の度重なるセールスを蹴散らすのに疲れを覚えながら、風の宮殿へと向かった。

風の宮殿は拝観料を払って内部に入れる。この日の僕はお金を払って中に入り、上階に登ってみた。

うるさい物売りがいない、静かな風の宮殿の窓から一望できる街の眺めは、中々素晴らしいものだった。「いつもこんな静かな状態なら、インドもすこぶる過ごしやすいのにな。」そんな事を僕は思いながら、風の宮殿内部を色々と見て回った。

その後、僕はシティ・パレスへと向かった。このシティ・パレス、現在の僕は何故だかその事を全く覚えていない。日記の記述では、一番見たかったところがその時たまたま公開していなかったなどと書いているのだが、それがどこだったかなども全く覚えていない。

そのパレスで、僕はテキスタイル館に行ったらしい。そこで、突然インド人のおっさんにガイドを始められた僕は、「なんじゃこれ?ちょっと怪しいぞ?」と思ったのだが、やはりおっさんはガイドの最後にガイド料20ルピーを請求してきた。

「俺、ガイドしてくれなんておっちゃんに一度として言ってないし・・・。」という事で、丁重にガイド料の支払いはお断りした。

その後、パレス内の土産物屋に僕は入ってみた。

僕は、かなり暑くなってきたインドで、現地の人達が涼しそうな感じで着ている、インドの民族衣装クルタ・パジャマが欲しくなってきていた。そこで、その価格を調べようと懲りずにまたも土産物屋に入ったのだが、やはりそれは間違いだった。価格を聞いた僕に、店員は大した事もない品を660ルピーだという。

「いくらなんでも、そんなぼったくり価格はないだろ!」と少し怒りながら店を出ると、それまでいなかった店主らしいオヤジが追ってきて、再度店の中に入ってくれ、価格についてはお安くしますのでとしつこく懇願する。しょうがないので戻ってみると、「いくらならいいんですか?」と親父が尋ねてきた。

「これなら250がいいところなんじゃないの?」と至極いい加減な値段を言ってみると、速攻で270ルピーになった。

そのあまりの価格のいい加減さにあきれ返り、「やっぱいらないや。」と言って、再び僕は店を出たのだが、さっきまで満面の愛想笑いを浮かべ、媚を売りまくっていた店主は、さっと手のひらを返し、日本人はどーのこーのだの、お前の事なんか嫌いだなどと、背後から悪態を浴びせかけてきた。僕は心底嫌な気分になった。

その後の経験からいうと、インドでは自分が欲しいものでなければ、上記のような嫌な思いをしない為に、適当に値切り希望価格などを言ってはいけない。だが、その時の僕はそんな事はまだ知らなかった。

そんな訳で僕は何とも言えない胸糞の悪い気分のまま、その後武器館、絵画館などを見て回り、パレスを後にした。

もしかすると、今、パレスの事を覚えていないのは、その時の嫌な気分を思い出したくないと記憶から消去されたからなのかもしれない。

ほとほと嫌になった僕は、一刻も早くここを発とうと思い、安宿へ戻る途中のバススタンドで、交渉して7ルピーでリクシャーをつかまえ、宿で荷物を取ってアーグラー行きのバスターミナルへと向かった。

到着した時に「15ルピーです。」とさも最初の交渉価格がそうであったかのように言うリクシャーワーラーに
怒りを覚えながら、釣りが発生しないようきっちり7ルピーを渡して振り切り、バスターミナルで74ルピーのアーグラー行きのエクスプレスバスのチケットを買って、13:30発のバスに僕は飛び乗ったのだった。

3名掛け・2名掛けで一列の、そんなに大きくないバスだったが、幸い3名掛けの席を2名で使えたので比較的楽に移動する事が出来た。

ラクダがいる街を通り、山へと入り、畑・草原・山・砂漠、そして再び緑地へと目まぐるしく変わっていく風景を楽しみつつ1時間程。アーグラーまでノンストップだったはずのエクスプレスバスが、なぜか突然止まった。

バスの故障ではない。

止まったバスの前には、信号もないような未舗装の田舎道なのにもかかわらず、車が長蛇の列になって止まっていた。その車にはドライバーは乗っておらず、多くの人達は渋滞の先で何が起こっているのかと、車を降りて前方へと歩いて行っているのだった。

僕らの乗っていたバスの中も、少しざわつき始め、幾人かのインド人は、バスを降りて前方へと向かって行った。

しばらくしても一向に、事態が収拾する様子はなかった。そこで、僕もバスを降りて前の方へと歩いて行った。その後、僕はまさにインドといった、驚くべき事態を目にする事になったのだった。

つづく


この記事は、リンクコラム形式になっており、記事中にも出てくる熊猫師(師)のブログ、「BBB」Baseball馬鹿 Blogでは、同時期における、彼の視点から見たアジア旅行について書いています。楽しんで頂けるかと思いますので、

↓ こちらをクリックして頂いて、
「BBB」 オレたちの深夜特急シリーズ
是非ご覧下さい。

※このアジア旅行は1996年から1997年にかけてしたものです。現在の各地の現状とは大きく違うと考えられますので、旅行者の方の情報源とは成り得ないと思います。ご注意下さい。



関連記事

更新の励みになります。
クリックで応援、お願いします。











  1. 2010/06/26(土) 23:33:07|
  2. 俺たちの「深夜特急」|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:2

  

コメント

ふふふ

気になるな。
全く想像がつかないぞ、師よ。

オレの方の「オレ深」も明日か明後日にはアップだよ。

  1. 2010/06/29(火) 21:35:58 |
  2. URL |
  3. 熊猫刑事 #-
  4. [ 編集]

はっはっは

気になるか師よ。

しかしあれ、結構衝撃だったなあ・・・。

師の俺深も楽しみにしてるよ。

  1. 2010/07/01(木) 13:37:28 |
  2. URL |
  3. 高鬼 #bBUgYcK2
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://onitobi.blog20.fc2.com/tb.php/1157-99ce5a32

オレたちの「深夜特急」~ラオス編  ルアンパバン ?~

わたしはどこへ行くのか。どこへ向っているのか。わたしはこの旅について、改めて解を出さなきゃいけない時期にさしかかっているようだった。
  1. 2010/07/02(金) 17:56:33 |
  2. 「BBB」