鬼飛(おにとび)ブログ
パラグライダーで飛んでるおっさんの雑記ブログです

初中級パラ講座 第2回 「テイクオフに上がったら」

第2回の初中級パラ講座は、「テイクオフに上がったら」をお送りします。



<テイクオフに上がったら>

テイクオフに上がったら、特に初心者の方や初級者の方は、フライト本数を稼ぐ為に、すぐに飛べる準備をしておきましょう。もしかして風が急に変わったり、サーマルブローが強くなって飛べなくなってしまったら目も当てられません。「飛べる時が、飛ぶ時。」と考え、条件が良くなるまで待とうなどと思わず、まずはしっかりとフライト本数を稼いでいきましょう。

○テイクオフでの準備

 <ハーネス>

 何度もフライトしているとずれてしまう事がありますので、まずは調整用のベルトが、左右均等な長さになっているかどうかを確認しましょう。ずれたままフライトしてしまうと、体重移動がやりづらかったり、うまく旋回できなかったりといったトラブルが発生します。

 なお、たまにシミュレーターに吊るしてハーネスセッティングを確認することをお勧めします。ハーネスセッティングは良いフライトの為に非常に重要です。良くないセッティングだと、せっかくのグライダー性能を台無しにしてしまう事にもなりかねません。ただし、大幅なセッティングの変更は、時として重大な危険を招くこともありますので、セッティングの方法が良く分らない場合には、自分で勝手にやらず、インストラクターさんに相談しましょう。ハーネスセッティングの重要性をしっかりと心に留め、定期的にチェックされる事をお勧めします。

 調整ベルトのチェックが終わったら、緊急用パラシュートのトグルと、開傘用ピンの確認をします。(図1参照)トグルはマジックテープや、はめ込み式などの方法で、ハーネスに固定してあると思いますが、その固定がしっかりとできているかを確認します。また、トグルがザックへの度重なる収納により変形し、握りづらくなっていないか等も確認します。変形している場合は、元の握りやすい形へ戻しておきます。



s-DVC00065a.jpg
図1 トグルと開傘用ピン
こちらは筆者使用のウッディーバレー エクスレイティッドのもの
赤いのがトグル 下部に二つある少し曲がった金具がピンです。
なお、ハーネスによっては仕組みが違ったり、
形状が違ったりしますので、自分のハーネスのトグルや金具が
どんな風になっていて、どんな仕組みで開傘されるのか、
確認しておきましょう。



 
 なお、いざという時にすぐに掴めるよう、緊急用パラシュートのトグルは、安定したフライト条件であれば、一度は手で触って場所の確認を行う事をお勧めします。

 トグルのチェックが終わったら、開傘用ピンも確認します。トグルを引っ張ってこのピンが抜けると、コンテナから緊急用パラシュートが出てくる仕組みになっています。このピンが抜けそうになっていると、何かのショックでテイクオフの際に出てきたり、空中で開傘してしまうということにもなりかねません。そこで、開傘用ピンがしっかりと留め具の奥まで差し込まれているかどうかを、フライト前に毎回、必ず確認してください。

 また、パラシュートのリパックが定期的に行われているかどうかも、随時チェックしておきましょう。
 
 <グライダー>
 
 まずはラインチェックをしましょう。ラインチェックを素早くやるコツは、最初にブレークラインがピンと張るところまで、ブレークコードを翼外側の方向にしっかりと引っ張る事です。これにより、大まかなラインの絡みがとれる事が多いです。その後、Aラインからピンと張って、乗っかっている別のラインがあれば、手で下へ落としていきます。この作業をDライン、ブレークまで同じようにやってラインチェックは完了です。ラインチェックが終わったら、ハーネスにライザー及びアクセルラインをつなぎます。(常に繋いでいる方は除く。)

 なお、自分のグライダーのラインが、どのような構成で、どのようにキャノピーについているか把握し、また、グライダーの構造がある程度分かっていると、ラインチェックは非常に早く終わらせる事が出来ます。

 次にテイクオフに広げていきます。基本的にはテイクオフ中央に広げるのがいいのですが、テイクオフの広さや、テイクオフ周辺の状況、風向きによっては、風によるローターの影響を受けず、風向きに対してまっすぐに長く助走を取れる位置に、広げる場所を変える必要も出てきます。 
 
 テイクオフのすぐ横に高い木などがある場合は、木にブロックされて風が死ぬことや、また、ローターの発生を考慮する必要がありますし、斜面の斜度によっては、急斜度の斜面での強風時などのテイクオフでは、多少下の方にグライダーを広げた方が、テイクオフ直後に吹きあげられるリスクを軽減できたりします。

 さて、グライダーがきちっと広げられたら、エアーインテークがしっかりと上に向いているか、また左右均等に広がっており、グライダー中央にあるAラインが最初に引っ張られているようになっているかを確認します。なお、ライン真ん中からしっかりと引き始める為に、グライダーの広げ方を扇型ではなく、中央を多少引っ張る事で三角形にするとのも一つの方法です。これらが出来ていないと、ライズアップの失敗や、ライズアップ後のグライダーの過度の傾きの原因となります。

 これらがチェックできたら、自分がグライダーの真ん中に立って、ラインを左右均等にひける位置にいるかどうかを確認してください。



次回、第3回は「テイクオフ」をお送りする予定です。





 

 

 
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  1. 2010/06/20(日) 19:46:21|
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